第3話 2021/07/11

文字数 760文字

 2021/07/11
 今日も8時頃に起きた、シュガートーストを食べた。
夢を見たが時間が経つにつれ忘れてしまった。

 最近は絵を描いていない、時間もタイミングもない。
寝ていることも大変で苦しくてつらい。
寝ていること以外、やることが思い付かない。
治っているのか、前よりは良いか、どうなのだろう。
ずっとずっと不安だ、何をして良いのか分からない。
自分で選択してきたはずなのに、選ばされていた気がしてならない
選びたいものを選べないで仕方なく消去法で選んでいる様だ。
残り物には福があるのだろうか、今まで経験が無い。
自分は病気がよくなったとして、何が出来るのだろう。
何にも無い自分には何も出来ない。

 明日は診察とカウンセリングがある、何を話そうか。
毎回、事前に考えておこうと思うが、結局その場の思い付きで話している。
いつも似たような話になってしまう。
この話の到着点はどこなのだろう。
自分は何が向いていて何が向いていないのだろう。
自分が何を話したいのか分からなくなる。

 お昼ご飯は祖母の家で食べた。
熱いので冷やし中華だった、とても美味しかった。
最近はとても熱いのでアイスが食べたいなと思う。
内臓があまり強くないので冷たいものを沢山は食べられない。
自分が病気になったのも内臓が弱いのも遺伝だろうか。
病気になる形で生まれてきてしまったのかも知れない。
19歳のときにあんなに頑張らなければよかったのに。
親元から離れたかった、自分を変えたかった。
ひとり暮らしを無理して始めて、だんだんと体調が悪くなっていった。
この病気に時間を喰われて、苦しかったときの記憶も失うのだろうか。
東京で過ごしていた時間は不思議な記憶だった。
自分が自分ではないような感覚があった。
出会った人もあったことも自分とはかけ離れていた。
いろいろな面で無理をしていたのだと思う。
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登場人物紹介

うつ病の人

一人称、自分

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