第5話

文字数 450文字

もちろん そんな怪しいメッセージに彼は返信してはくれない。 
だよね〜。と明るく自分を励まし正攻法での接近を試みる事にした。

私がこの仕事をしているのは、このためだったんだ。と月曜日の朝から張り切って仕事をした。
そう秀ちゃんへ取材するための企画を通すために。
こちらはすんなりと私の思惑通りに運んだ。
温泉地という事で自費で宿泊するのを条件に3日間滞在できる事となった。
秀ちゃんのレストランのほか陶芸窯と老舗旅館をリノベーションしたホテルも取材するためちょっとした観光だ。
楽しい。楽しくてたまらない。恋に落ちている最中は世界の全てが輝いて見える。正にその通りで新緑の緑もキラキラ。風情のある窯元の看板もキラキラ。リノベーションされたホテルのロビーはキラキラしすぎて目が眩むほどだった。
秀ちゃんのレストランへの取材は2日目のランチ営業後。
初日の窯元の取材を終えてホテルの温泉に浸かり幸せを満喫した。
ワクワクとドキドキで温泉の効能に拍車がかかる。
血行を良くすればほとんどの体の不調、心の不調は改善される気がする。
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