第1話 晩杯屋、韓国ソウルに行く

文字数 835文字

○東京都墨田区、晩杯屋の自宅 09:00pm
液晶テレビで韓国のアイドルグループBST(ブルシット)のライブパフォーマンスを堪能する晩杯屋。
(夜の韓流スタジオMC)さあ、いよいよ今週の一位です。

BSTの「キミの瞳にブルシット」です。

では、さっそく歌っていただきましょう。

キミの瞳は、ブルシット〜♫

ボクはキミにクビったけさ〜♫

ブルブルブルブルシット〜♪

爽やかに歌い踊る、リードボーカルのパクBST。
あー、もう我慢できない。

この韓流アイドルの若い血がホッシイ。

血がホッシイ。

BSTにくびったけの晩杯屋。
(旦那)ありゃ、韓国のアイドルだ。

無理だね。

オレの○ンポコでも吸いな。

あんたの中高年中オレ○ンポコには飽き飽きしたわ。

ちょっとソウルまで、行ってくる。

…????
Bomb!
キーッ!

すぐ戻るわ。

蝙蝠に変身してソウルに旅立つ晩杯屋。
○ソウル 10:00pm

ソウルの繁華街で、パクBSTを発見した晩杯屋。

キーッ、ミィつけた。
あれ?こんな繁華街に蝙蝠が。
Bomb!
はるばる日本から来ました。

あなたのファンです。

愛してますので、血を吸わせて下さい。

血がホッシイ。

タンシヌンイルボンサラムニカ?

Ha〜

キムチを腹一杯食べて、ニンニク臭い息を吐く、パクBST。
ううっ、ニンニク臭い。

最悪だわ。とてもじゃないけど…

サヨナラ。

目眩を覚えて、ソウルの街を徘徊する晩杯屋。

あちこちのハングルシクサ屋からキムチの匂いが漂う。

プルコギ定食5000ウォン、ヤッスイヨ!

ちょっ、そこのお客さん!

今なら、キムチ食べ放題だよ。

呼び込みの韓国アガシ。
ううっ、街全体がニンニク臭いっ!

ガスマスクが必要だわ。

晩杯屋に忍び寄る一人の影。
アナタ、カミヲシンジマスカ?

キョウドウケッコンシキデマセンカ?

イイカンコクダンシミツカルヨー

怪しげな十字架を振り回すキリスト教系の新興宗教。
あー、もう限界だわ。

コマップスムニダ。

Bomb!
もう日本の墨田区に帰るスミダ!

アンニョンハセヨ〜

何ら得るものもなく、日本に舞い戻る晩杯屋(涙)。
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