第28話
文字数 556文字
「ダリウス様・・私は、これから10日ほど、寝込んでしまいます。
その・・・それからでもお返事は・・いいですか」
そうなのだ。
もう・・魔女ホルモンの低下・・・体力も思考も限界にきている・・
ダリウスは、少し考えていた。
「寝込む場所は・・アラステアの山荘でいいか」
リセは、小さくうなずいた。
最初のバスではなく、最初に出会った人がこの人なのだから・・
ダリウスは、道路脇に置いてあったトランクを持つと、そばに停車してあった車の後部座席に放り投げた。
そして、助手席のドアを開けてくれた。
「早く乗れ。立っているのは、つらいだろう」
リセは、ふわふわのスカートをさばくのに苦戦したが、なんとかに乗り込み、シートベルトをしめた。
もう、体が重い・・目を開けているのもしんどい。
「おまえ、結構かわいいと思うが・・」
目を閉じていると、ダリウスの声が横で聞こえた。
今まで<かわいい>なんて言われた事ない・・・リセはぼんやりと思った。
<もう、ひとりぼっちではない・・> そんな思いも浮かんだ。
ダリウスも同じように思っているのだろう。
そうなのだ・・私たちは似たもの同士なのだ。
欠けた破片が合わさるように・・これは理屈ではなく・・きっと・・
ダリウスはサングラスをとらないから・・・本心なのだろう。
が・・目が覚めたら・・リセは、深い眠りに落ちていった。
その・・・それからでもお返事は・・いいですか」
そうなのだ。
もう・・魔女ホルモンの低下・・・体力も思考も限界にきている・・
ダリウスは、少し考えていた。
「寝込む場所は・・アラステアの山荘でいいか」
リセは、小さくうなずいた。
最初のバスではなく、最初に出会った人がこの人なのだから・・
ダリウスは、道路脇に置いてあったトランクを持つと、そばに停車してあった車の後部座席に放り投げた。
そして、助手席のドアを開けてくれた。
「早く乗れ。立っているのは、つらいだろう」
リセは、ふわふわのスカートをさばくのに苦戦したが、なんとかに乗り込み、シートベルトをしめた。
もう、体が重い・・目を開けているのもしんどい。
「おまえ、結構かわいいと思うが・・」
目を閉じていると、ダリウスの声が横で聞こえた。
今まで<かわいい>なんて言われた事ない・・・リセはぼんやりと思った。
<もう、ひとりぼっちではない・・> そんな思いも浮かんだ。
ダリウスも同じように思っているのだろう。
そうなのだ・・私たちは似たもの同士なのだ。
欠けた破片が合わさるように・・これは理屈ではなく・・きっと・・
ダリウスはサングラスをとらないから・・・本心なのだろう。
が・・目が覚めたら・・リセは、深い眠りに落ちていった。
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