第6話【友達】

文字数 381文字

僕はクラスでひとりになったけれど、
学校の悪いグループに入れた。
人生で仲間と友達ができた気がした。

手にタバコの押し付けられたあとがあるジェミーと
ドラックが好きでいつも明るくて陽気なしのぶ。
未成年なのに、お酒やバイクにハマる、リュウだ。

でも、みんな消えた。
リュウはバイクで転んで電信柱に頭をぶつけて死んだ。
むかつくことに、心霊スポットになってみんな面白おかしくそこへ行く。
そして、しのぶは、廃人になって捕まった。
掛け算や割り算ができなかったしのぶは中卒で、高校の試験に落ちた。
だからラリッて憎らしい大学生を殺した。

しのぶはいつも言っていた。
「せめて普通の人のように うまく産まれてこれたらよかった」
僕は黙ってそれを聞いていた。

僕はいつもイライラしていた。
虫たちのいうとおりにしているのに、いつもうまくいかない。
どれだけの人から嫌な顔をされたか、いまでも思い出すんだ。
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