人食いクジラ  中

文字数 7,328文字

 爆撃を受けて指揮所は派手に燃え上がっていたが、大プールから水路を通り抜け、いったん海中へ泳ぎ出ると、そこは驚くほど静かだった。
 爆発音はもはや、はぜるように小さな音でときおり耳に届くだけだ。
「ふう、助かった…」
 だがすぐにジャネットは、奇妙なことに気がついたのだ。
「おや、私はまだ何の指示も出してはいないのに、なぜダイモンは沖へ向けて泳ぐのだろう?」
 しばらく考えてみたが、やはりジャネットには理解できなかった。
「ダイモンは勝手に指揮所を離れて行くぞ。こら待て、止まれダイモン…。入江から出るな、こらっ」
 だがダイモンはまったく意に介さないのだ。
 ジャネットが吹く超音波笛などどこ吹く風、ヒレを動かし続ける。
「だめだ。私の指示など完全に無視する気だ。なんてクジラだ…。だけどこうなると、いったい私に何ができるだろう?」
 ついに入江を抜け出し、ダイモンは外洋へと出てしまった。
 このとき突然感じた心細さに、ジャネットは愕然としたのだ。
 自分以外、まわりには頼る人もない海中で、巨大なマッコウクジラと二人きり。
 体の大きさも体力も、何もかもが違いすぎる。
 チビ介のように気立てのいいクジラに乗るときにはカケラも感じられない不安だ。
「くやしいが、無視しようと思えば、クジラは私の指示などいくらでも無視できる。一方で、胸にぶら下がっているだけの私は、こういう場合まったくの無力だ…。うん、どうした? ダイモンが浮上を始めたぞ。何か発見したのか?」
 一瞬の間、ジャネットは思い悩んだ。
「まわりは何一つ見えない夜の海中だ。この浮上には、何か意味があるのだろうか。はたしてヘッドライトを点灯させるべきか。前方には何がいるかもわからない。みすみす敵に発見されてしまう可能性だってある…」
 ジャネットは決心を固め、指でヘッドライトのスイッチをはじいたのだ。
 その光が映し出したものが、彼女を驚かせた。
 ダイモンは鼻を上へ向けているので、水面近くに漂う何者かを、ヘッドライトは真下から照らし出したのだ。
「なんとあれは、シャチにまたがる敵の竜騎兵ではないか。いつの間に指揮所のこんな近くまで来ていたのか。ははあ、空軍による爆撃がうまくいくかどうか、偵察しているのだな…。ああ間違いない。水面に顔を出して、双眼鏡をのぞきこんでいるじゃないか」
 それをジャネットは見上げたのだ。
 背中と違い、シャチの腹部は白い。
 尾びれをさらに強く振り、ダイモンがその白さめがけてスピードを上げていることに気づいたとき、ジャネットは呆然とした。
「ダイモンめ、あの竜騎兵に攻撃をかけるつもりか?」
 シャチとの距離はあっという間に縮まり、衝突の衝撃を予測して、ジャネットは身構えた。
 だがそれは無駄になった。
「ダイモンが…、ダイモンの奴、何を考えている? シャチの腹を食い破ったぞ」
 燃え上がる指揮所に目を奪われ、ハマダラカ竜騎兵は注意がおろそかになっていた。
 そこを真下から攻撃したのだ。
 やわらかい腹部を狙われては、いくらシャチでもひとたまりもなかった。
 白い肌は大きく裂け、あたりの水が赤くなった。
 マッコウクジラのアゴの巨大さ、並ぶ牙の鋭さはジャネットもよく知っていた。
 その直撃なのだから、シャチがどれほど大きな傷を受けるものか、ジャネットも疑問は持たなかった。
 それはハマダラカ兵も同じだった。
 異変に気づくや双眼鏡を捨て、とっさに潜水服の非常脱出レバーを引いたのだ。
 ヘルメットが外れ、ハマダラカ兵は潜水服の外へ滑り出ることができたが、ダイモンはそれを待ち構えていたのだ。
 もちろんジャネットに、それを止める力はなかった。
 ダイモンの尾びれが、さらに水をひとかきするだけで、ハマダラカ兵との距離は縮んだ。
 そのとき、ダイモンが再びアゴを大きく開いたことにジャネットは気づいたのだ。そして…
「やめろダイモン、やめるんだ」
 だがもちろん、ダイモンが指示に従う気配などない。
 シャチのものとは異なる血が、もう一度あたりの水を赤く染めるのをジャネットは目撃しなくてはならなかった。
「くそっ、なんて奴だ。人食いクジラなど、私は話に聞いたこともないぞ…」



 何一つ目に入らない闇の中で、ピーターの聴覚を最大限に発揮させ、ゴーストはアトラスの警護を続けていた。
「やれやれ、いささか退屈な任務だな。足の遅い戦艦を先導するのだから速度を出すわけにもいかず、このあたりには一隻の潜水艦もいないのか、ピーターもまったく反応を見せない」
 退屈なのはピーターも同じらしいが、ときどきこちらへ目玉を向けるたびに、目の下をかいてやりさえすれば、すぐに機嫌を直す。
 実に扱いやすいクジラだ。
「私はこれまで、作戦中に3匹のシャチを失ったわけだが、それはあの小柄なヒトリ竜騎兵のおかげというよりも、みなピーターの手柄だったと考えるべきかもしれない。これほど従順で扱いやすいクジラは、この世に2匹といないのではないか」
 ひどく愛らしく感じられ、ゴーストはピーターの黒い肌をもう一度なでてやった。
 いつものようにそっと触れたのだが、今度はそれがゴーストを戸惑わせた。
 さっきとは違い、なぜかピーターが全く反応しないのだ。
 普段なら目玉をクリクリと動かすか、目を細めるかするはずだが、それが何もない。
「ピーターは一体どうしてしまったのだ? 何か気になることでもあるのだろうか」
 さすがにゴーストの勘は鋭かった。
 人間の耳には聞くことができない超音波だが、ピーターの耳にはしっかりと届いていたのだ。
 どこかのクジラが上げる断末魔の恐ろしい悲鳴だった。
 耳にするだけで、ピーターは身の毛がよだつほどだった。
「どうしたのだピーター? 何が起こった? まさかヒトリの潜水艦か?」
 やはりピーターからの返事はなかった。
『クジラも口をきくことができればよいのに』とゴーストも、このときほど強く感じたことはなかったが、状況が理解できるまでに時間はかからなかった。
 ずっと前方、はるかかなたの暗闇から、何かが急速に接近する気配があるのだ。
「あれはなんだ? だが、音から見て潜水艦ではないな。ならばマッコウクジラに乗ったヒトリ竜騎兵か? ヘッドライトの光がかすかに見えるぞ」
 このとき、兵士として長く生きてきたゆえの直感が、ゴーストに告げたのだ。
「よしピーター、あのマッコウクジラからは距離をとることにしよう。どうもいやな予感がするぞ」
 体長は、ダイモンよりもピーターのほうがよほど小さく、それがこの場合には有利に働いた。
 さっと泳ぎ、ダイモンからは距離をとることができたが、ヘッドライトの中に浮かび上がった相手の姿に、ゴーストは眉を上げたのだ。
「おやおやあれは、いつものあの小柄な竜騎兵じゃないか。さてはピーターを失い、今は別のマッコウクジラに乗っているのだな…。しかしよりによって、なんて巨大なクジラだ…」
 前方に突然現れた敵の正体には、もちろんジャネットも気が付いていた。
「ああ、あそこに竜騎兵がいる…。クジラがマッコウクジラであることは間違いないが、潜水服から見て、ハマダラカ竜騎兵だな…。だが待てよ。ハマダラカでマッコウクジラに乗る竜騎兵といえば、ただ一人しかいないではないか。ゴーストだ」
 ヘッドライトを最大にし、ジャネットは確かめたが、思い違いではなかった。
「ああ、やはりあれはチビ介だ。なんというタイミングで出会うのだろう。この潜水服の中にいて、チビ介は私に気がついてくれるだろうか…。あるいはまさか、このままチビ介と戦闘になってしまうのか?」
 だが戦場では、想像を超えたさまざまな出来事が起こる。
 このとき、ゴーストの部下がこの場所に姿を見せたのだ。
 ダイモンにかみ殺されたシャチが上げた断末魔の悲鳴を聞きつけたのは、ピーターだけではなかった。ただならぬシャチの様子に緊急事態を予感し、この兵は、指揮官であるゴーストの元へ戻ろうとしていた。
 しかし側方から接近するこの男の目には、なんとゴーストがヒトリ竜騎兵から攻撃を受けている場面と映ったのだ。男は、とっさにシャチに指示を与えた。
「急げ。ゴーストを支援するのだ。ヒトリのマッコウクジラの真下へ回りこめ」
 それは竜騎兵の標準的な戦法だった。
 シャチだけでなく、マッコウクジラも腹部はやわらかい。
 しかも、目標はあれほど巨大なマッコウクジラなのだ。
 よもやシャチが攻撃に失敗するはずはない。
「なんだ?」
 だが男は知らなかったのだ。
 ダイモンは体の大部分をフジツボに覆われている。
 シャチの牙も貫通できず、簡単にはじき返されてしまった。
「信じられん。あのマッコウクジラはヨロイを着込んでいるのと同じだ」
 敵からの攻撃を受け、もちろんダイモンも鈍感ではない。
 直ちに反撃に転じた。幅の広いダイモンの尾びれが向きを変え、思いがけない方向へ思いがけない速さで移動したのだ。
 ダイモンの尾びれは、ハマダラカ兵の前方を大きくなぎ払った。
「くそっ、よけられるか?」
 衝突を避けるため、シャチは頭を下へ向け、尾びれの下をくぐり抜けようとしたが、それがまずかった。
 おかげでハマダラカ兵のヘルメットは、真横からまともにダイモンの尾びれをくらう形になった。
 それをジャネットは、すべて間近で目撃したのだ。
「ダイモンめ、まさか潜水服の構造を知りつくしているのか? ハマダラカ竜騎兵のヘルメットをなぎ払うと見せて、緊急脱出レバーをたくみにへし折ってしまった。あの兵は、もう潜水服から脱出できないぞ」
 それだけではない。次にはシャチの尾びれをくわえ、なんとダイモンはハマダラカ兵もろとも引っ張り始めたのだ。
 大型機械のような力で、なすすべもなく、シャチは引きずられるしかなかった。
 ジャネットは、ただ呆然とするしかなかった。
 それだけでなく、チビ介ですら見せたことのない高速で、ダイモンが急潜行を始めたときには、ジャネットはさらに驚いた。
「ダイモンめ、何をするつもりだろう? 深度計は…、あっという間に100メートルを超えてしまった。ああ、ゴーストが追ってくるな。仲間を助けるためだから当然だが、まず追いつくことはない。それほど突然の潜行開始だったし、何よりもチビ介が浮き足立っている。やれやれ、それにしてもこんなときにチビ介と出会うとは」
 ダイモンは潜水を続け、ゴーストは追跡を試みたが、それも深海の入口に達するまでのことに過ぎなかった。
 ついにチビ介が足を止めたことにジャネットは気づいたのだ。
「ああ、ゴーストはあそこで潜行を中止したな。ハマダラカの潜水服では、深海へ足を踏み入れることはできない。なんともチビ介が物足りない顔をしているではないか」
 その間も、ダイモンは着実に深度を稼いでいった。
 体中の筋肉を使い、ヒレと牙を振り回すが、シャチはうまく反撃することができなかった。
 絶望的に体をねじりながら、ハマダラカ兵と共に深海へと引きずり込まれていった。
 ジャネットは全く無力で、ただ見ていることしかできなかった。
 ジャネットは深度計をのぞき込んだ。
「もう500を超えているのか。シャチはもうすぐ死ぬだろう。だがハマダラカ兵を助ける方法はないものか…。ヒトリのものに比べて、ハマダラカの潜水服ははるかに華奢でもろい」
 ジャネットは頭をめぐらせたが、何の知恵も浮かばなかった。
 ダイモンがついに潜行を中止したのは、深度計の針が800に達したときだった。
 恐ろしい話だが、水中に突然パンと音が響き、ハマダラカ兵の潜水服が破裂したことをジャネットに教えてくれた。
「ああ、ついに死んでしまったか。願わくば即死であればよいが…。おや? ダイモンのやつは何を考えている? また浮上するつもりか?」



 部下が深海へ引きずり込まれるのを目の前で目撃しながら、ゴーストは手をこまねいているしかなかった。
 まさか爆雷を使うこともできない。
「くそっ、いまいましいが、今の私には何もしてやれない。あの死神クジラめ、何をするつもりなんだ?… おや、あの白い姿はなぜだ? 奴が再び深海から浮上してくるのか?」
 ゴーストだけでなく、ダイモンの行動はジャネットにも理解できなかった。
 死んだシャチとハマダラカ竜騎兵を引きずったまま、今は水面を目指しているのだ。
「ダイモンめ、一体何を考えているのだろう? こいつはただのクジラではなく、本物の悪魔なのかもしれない」
 数分のうちにジャネットは、ゴーストの目の前へと戻ってきたのだ。
 懐かしいチビ介と再び向かい合ったが、ただしチビ介の左胸には、今はゴーストがいる。
 そのゴーストの目の前に、ダイモンは二つの死体を放り出したのだ。
 だが死体を前に、ダイモンとチビ介が静止したのも一瞬のこと。
 すぐにダイモンは尾びれを動かし、チビ介に近づく気配を見せたのだ。
 もちろんそれを察し、ゴーストは事前に指示を与えていた。
「ピーター、恐れることはない。あの巨体で、あのクジラはおまえほど速く泳ぐことはできない。しかしあのヨロイのようなフジツボだ。たとえ私のランスを用いても、ダメージを与えることは不可能だろう。それにしても、なんて死神だ。あのようなクジラは、これまで一度も見たことが…、いや待てよ」
 ゴーストは、古い記憶の中に潜む何かを思い出そうとしていた。



 2匹のマッコウクジラは泳ぎ続けた。
 チビ介が前を行き、ダイモンがあとを追うのだ。
 ジャネットは目をこらし続けたが、ゴーストが振り向き、ヘッドライトを点滅させたときには本当に驚いた。
「何だあの光は? 短い間隔で点滅を繰り返す…。そうかモールス信号だな。ゴーストは私に何かを伝えようとしているのだ」
 すぐにジャネットもスイッチに手を伸ばし、ヘッドライトを点滅させた。
 モールス信号を送り返したのだ。

『このマッコウクジラは、私の指示には全く従わない。おまえの安全は保証できない。今すぐにこの場を去れ』

 敵兵が思いがけず見せてくれた温情に、ゴーストは鼻で笑った。
「ほう、確かにダイモンは大変なクジラだが、私一人で対処できないほどの怪物というわけではない。さてさて、あの小柄な竜騎兵には、なんと返事をしたものか…」
 返事はすぐに思い浮かび、ゴーストはヘッドライトの点滅スイッチに手を伸ばした。

『会うのはこれで何度目かな、ジャネット・スミス。私のことは知っていよう?』

『忘れるものか。私のクジラを返せ』

『おやおやスミス、ピーターのことを気にかけてくれるのかい? 私のピーターはとても元気だ』

『ピーターではない。そのクジラの名はチビ介である』

『ピーターだよ。君よりも先に名づけたのだから。だがまあいい。今はダイモンの話をしよう。それが緊急の課題だ』

『おまえはなぜダイモンの名を知っている? 指揮所内でも、ダイモンの存在は長く秘密にされていたはずだ』

 若いジャネットが目を丸くしている様が思い浮かび、ゴーストはかすかに微笑んだ。

『スミス、私がヒトリ竜騎兵部隊にいた時代から、ダイモンのことは公然の秘密だった。お忘れかね? 私は元々ヒトリで生まれ育ったのだ。国を追われ、ハマダラカへ亡命する時まではね』

『よりによって敵国へ亡命するなど、私には考えられない』

『他に行く先がなかったのさ。それに、あの頃はまだ敵国ではなかった。国と国との仲は、なるほど良くはなかったがね』

『そんなことより、知っているなら、ダイモンのことをもっと説明してもらいたい』

『ああ、おやすいご用さ…』



「さて、あのダイモンをどうしたものか」
 とゴーストは考えた。
「与えるべき情報はすべてスミスに与えた。敵国のクジラであるから、私にはどうでもいいことでもある。しかしこのまま放置して、私の部下がこれ以上襲われても困るな。ダイモンは敵味方関係なく、人間と見れば誰でも攻撃するのだ。はた迷惑もはなはだしい」
 ジャネットとの通信を終えたあと、ピーターを加速させ、一度はダイモンをまいてしまおうと思ったのだが、ゴーストは考えを変えた。
 ダイモンが追いつけるようにスピードをわざとゆるめ、再びヘッドライトを点滅させたのだ。

『スミス、これから君はどうするつもりなのかね? いつまでもそこにぶら下がってもいられまい?』

 返事はすぐにあった。

『正直なところ、どうしてよいか私にもわからない。何も頭に浮かばない。信号銃でダイモンの目をつぶすことを考えた』

『そんなことをしても無意味だよ。クジラはもともと聴覚に多くを頼る動物だ。視覚はあまり重要ではない』

『ならどうすればよいのか? 無責任なことばかり言わ…』

 ジャネットからの通信は突然途切れたが、ゴーストには理由がわかっていた。
 ジャネットの鼓膜を揺さぶるその音が、同じようにゴーストの耳にも届いていたのだ。
 ゴーストは水面を見上げた。
「おや、海上でついに戦闘が始まったな。あれは主砲の発射音か。ついにヒトリ艦隊がアトラスを発見したと見える」
 耳を覆う発射音は、水中にいても恐怖を与え、心臓を締め付けるに十分だった。
 不安になって、ジャネットも水面を見上げたほどだ。
 いつの間に接近していたのか、アトラスの姿が目に入ったときには、その大きさにジャネットは驚きを感じた。
 水中から見ても、どんな船よりも幅が広く、長さもある。
 船首はオノのように切り立ち、海水を左右に押し分けているのだ。
 ジャネットは眉をひそめた。
「やれやれ、海戦の真っ只中に放り込まれてしまうとは…。おや、ダイモンが動きを見せたぞ」
 ダイモンにとっても、砲撃音は耳障りだった。
 ゴーストのことなど忘れ、突然鼻を下へ向け、大きく水を蹴った。
 深海へとむかったのだ。
 そのことには、もちろんゴーストもすぐに気が付いた。
「おやスミスを乗せたまま、ダイモンはどこへ向かうつもりだろう?」
 だがもちろん、ゴーストには追跡する気などなく、鼻先でフンと笑った。
「まあいい、どこへ連れて行かれるのか知らんがスミス、まあがんばってくれ」
 やがてダイモンの姿は、深海の暗闇の中にまったく見えなくなってしまった。
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