第5話 JK師父

文字数 7,713文字

 早朝練習を初めて3週間が過ぎ、そんな生活に慣れだした頃だった。いつものように練習しながら、明聖女学院に通学している生徒たちの流れを見ていると、遠くからこちらを観ている視線に気が付いた。それはそうだ。普通は私のことなんか誰も気にも留めないところだが、その生徒は通学の流れに逆らって明らかにこちらを観ている。気づけば私は走り出していた。しかし、その人物がいた辺りに行くと、すでに姿はなかった。
(また、空振りか……)
 そんなことを数日間繰り返していたが、意を決して、通学路のすぐそばで練習することにした。もちろん、人物を特定するためだ。翌日、チャンスが到来する。一人だけこちらを観ながら歩いている生徒がいるじゃないか。しかも、遠目にもあの女子高生に間違いない。通学路に近づいたのは正解だった。今回はわざと気づかない振りをして練習を続け、彼女が近づくのを待った。そうして通り過ぎた瞬間に後を追う作戦だ。
(今だ!)私は猛然と走り出す。道端に出ると、10メートル先を歩く彼女を見つける。
「そこの君、ちょっと待ってくれないか!」
 その人物は私の呼びかけに反応し、素早く振り向く。
「…………」
 無言で私の方を見ると、確認しているのだろう、辺りを見回している。
「そう、君だ、君!」
「は、わたしですか?」と言って、自分を指差す。
「そうです! ずっとあなたを探していたんです」
 一旦、止まると、いかにも迷惑そうにこちらを見ている。無理もない。見ず知らずの中年おやじに声をかけられて喜ぶ女子高生などいない。
「あの、急いでますので」
 そう言うなりキレよく振り向くと、すごい速さで歩き出す。それでも私は構わず追いかける。それにしても、いちいちキレがいい。
「あなたは覚えてないかもしれないが、半年ほど前にあなたに助けてもらったものです。あなたは私の恩人なんです!」
「あー……、でもほんと今、急いでいるので」
「一つお願いがあります! 私にあなたの技を教えてもらえないでしょうか!」
「はあ? そんなの無理です。あのー、学校に遅れちゃうので、それじゃ」
 半ば駆け足で去って行く。これ以上追いかけたら通報されそうなので、私は断念した。
「毎朝、そこの公園で練習してますので!」
 だめもとで叫んでみる。もちろん返事はない。

 それからも私は、毎朝7時に同じ公園で練習を続けた。再び1週間ほど過ぎた日曜の朝、唐突に後ろから声をかけられた。
「おじさん、毎朝がんばってますね」
 慌てて振り向くと、そこには例の女子高生が立っていた。よく見ると、少し勝気そうな整った顔立ちはそのままだった。身長は160くらいで、髪はセミロング、今は髪を下ろしていて微笑んでいるせいか、どこにでもいそうな女子高生に見える。
「ああ、君か! 来てくれたんだ。ほとんど諦めかけていたよ」
「ここを通るたびに見てました。おじさんのその動き、わたしがおじいちゃんから習ったのと似てるので」
「やっぱりそうなんですね」
「なんでそんなに頑張ってるんですか?」
「うん、まあ、色々あってね……」
 梅本君の一件が脳裏をよぎる。
「ふーん……でもおじさん、もうちょっとフォームをしっかりさせないとね。それじゃ」
 と言い残すと彼女は去ってしまう。
「え、ちょっと……」
(なんだよ、教えてくれないのかよ……)
 でも腑に落ちない。自分では完璧とはいかないまでも、そこそこフォームはできているはずだと思っていた。
(そうだ、自分の動きを録画してみよう)
 スマホをベンチに固定して、自分の動きを録画してみる。
「なんだ!? 全然できてないじゃないか!」
 録画を確認した私は愕然とする。できていると思っていたことがまったくできていない。
(なんてことだ。彼女の言う通りだ……)
 そこから、私はフォームを一から見直すことにした。

 次の週も彼女は現れる。
「おじさん、フォームは良くなったよ。でも……動きが硬いなー。もっとリラックスしないと速く動けないよ。じゃ」
 と言うなり、彼女はまたもや去って行く。
「あ、あの……」
 彼女なりにアドバイスしてくれているのだろう。私は課題と思って取り組むことにした。
(確か、教則本にも脱力について書かれてあったな)
 丁寧にも教則DVDには脱力体操がレクチャーされていた。それは両手を上げて振り下ろすだけのとてもシンプルな動作だ。だが、解説している師父のように鞭のような動きにならない。
(案外、難しいぞ)
 当然ながら、日々の練習に取り入れた。

 それからも彼女はちょくちょく来てはアドバイスしてくれるようになった。基本的に細かくは言わず、その都度一つだけ指摘していくというスタイルだ。語り口は少々ぶっきらぼうな感じだが、それが本来の性格なのか、照れているのかは分からない。ある時、私は意を決して、彼女に再度、教えてもらえるように頼むことにした。
「お願いです。どうか私に教えてください!」
「アドバイスならいいけど、教えるとか、そういうのはちょっと……」
「そこをなんとか!」
「あの、ですから、わたし教えたこととかないんで」
「そこをどうかお願いします!」
「えー、無理無理、ほんと無理です」
 こうなったら伝家の宝刀、土下座しかない。私は地面に正座すると、深々と頭を下げた。
「どうか、この通りです! 私に教えてください!」
「えー……」
 明らかに困っている様子が想像できる。
 遠くから笑い声とともに「やだー、見て見て、あそこのおじさん土下座してるー」、「うわー、リアル土下座はじめて見たー。なになに、援交のもつれ系ー?」などと声が聞こえる。
「あのー、おじさん、やめてください! 人が見てます。あの、わたし帰りますので」
 彼女は見てはいけないものを見たように慌てて帰って行った。私は教えてもらえるまで、何度でも土下座してやる。そんな覚悟だった。
 
(くそ、やっちまったか……)

 しばらくして、私は激しい後悔に襲われた。その時は思い余ってやってしまったが、冷静になってみれば、土下座はさすがにまずい。ひょっとすると彼女は二度と来ないかもしれない。いくらなんでも、今時の女子高生に昭和世代の覚悟が理解してもらえるとは思えない。
(やはり、東京本部になんとか通うか……)
 どうしてもあの動きの核心を知りたいという欲求は、そう簡単に諦めさせてはくれない。私は淡い希望を胸に朝練を続けた。きっと今もどこで見ていてくれている、そんな確信があった。なぜなら、祖父から教わった技を赤の他人がやっているという事実が気にならないはずがない。そうでなければ、声すらかけてくれなかったはずだし、ましてや、何度もアドバイスをくれるはずがない。
(教えてくれるまで続けてやるぞ)
 そう思って、練習を続ける日々を送る。覚悟を示す以外に人の心を動かす術はない。それは営業を続けてきて身に沁みている。それにまだ、彼女のアドバイス通りに動けていない。少なくとも、彼女のアドバイスが腹落ちするまでは続ける。それが礼儀というものだろう。
 そんな覚悟とは裏腹に、悪夢は突如として現れた。
(なんだ、この違和感は……)
 何度リードストレートを打ってもイメージ通りに動けない。ただただイメージとのキャップが気になって、仕舞いには打つことすらできなくなった。
(一体どうしたんだ……。こんなに練習したのに、ぜんぜん動けている気がしない)
 打てば打つほど何か違う気がする。しかも、やること成すことすべてが無駄に感じる。
(どうすればいいんだ……)
 心底、途方にくれた。心が折れた、そんな感傷が頭をよぎる。
(もうこれまでか……)
 私は練習をやめると、ベンチに座り空を仰いだ。気づけばもう師走だ。いつの間にか、木々は色づき、葉を落とし終えようとしている。帰ろうとしたまさにその時だった。

「えっと、おじさん」
 聞き覚えのある声に振り向くと、なんと彼女がいるじゃないか。
「え? あの……、どうしてここに?」
 驚きを隠せないまま、私は立ち尽くす。
(土下座が効いたのか? まさかな)
 今時の女子高生にも土下座は通用するのかもしれない。それはそれで驚きだ。
「あれからよく考えたんですけど、おじいちゃんが、教えることは2度習うことだと言ってたのを思い出したんです」
「なるほど……」
 でも、もう必要ないと、心のどこかで声がする。
「まあ、わたしもたまには練習したいし、ほんとにたまにならいいかな、と」
「それは……」
「えっと、わたしでよければ教えてもいいかな、と」
「…………」
 なんてことだ。言葉にならない。私はたった今、諦めかけていたところだ。なんでこのタイミングなんだ。不自然な間が、冬の朝の冷えた空気をさらに助長する。
「――なんて言いますか、その申し出はすごく嬉しいのですが……」
(ちょっと待て、俺は何を言おうとしている?)
「おじさん、ひょっとしてやめようとか思ってます?」
!?」図星だ。
「おじさん、今、とっても大事な時なんだよ! わかる?」
 別人のように彼女は声を荒げる。
「そう言われても……」
「おじさん、やっとスランプになれたんだよ」
 この子は一体何を言っている? まったく意味が分からない。
「スランプ? この私が?」
「そう」
「やっとなれた? スランプに?」
「そう!」
「あの、それが?」
「だからおじさん、やっと自分の動きとイメージのギャップに気づけたんだよ。わかる? だって、さっき動けなかったでしょ? あの時、おじさん、変な感じがして動けなかったんじゃないの?」
 確かにその通りだ。違和感に押し潰されそうだった。
「おじさんが感じてた変な感じは、多分、わたしが感じてたものと同じだよ」
「同じ?」
「そう! おじさん、やっと感覚をつかめてきてるんだよ。今までは、ぜんぜんだめだったけど」
「ちょっと待ってくれ、じゃ何か、君は私がスランプになるのを待っていたと言うのか?」
「そこまでは言わないけど、ただ、わたしも同じ経験があるからわかる。おじさんは今、とっても大事な時なの」
「じゃ、この違和感はそのせいなのか? さっき、違和感で動けなかったんだ。あんなに練習してきたのに、ぜんぜん動けなかった……」
「おじさん、それは誰もが上達する上で必ず通る道なんだよ」
「そうなのか」
「です!」
 私は力なく再びベンチに座り込んだ。しかし、つかえが取れたように心は秋空のごとく晴れやかだ。
「――ありがとう。危うくやめてしまうところだった……」
 自分で表情が緩むのを感じた。それを受けて彼女も微笑む。
「ここまで頑張ったんじゃないですか。もったいないですよ」
 今、一番欲しい言葉だった。熱く込み上げてくるものがある。それこそ必死に抑えて名乗る。
「私は竹山と言います」
 と頭を下げる。精一杯のおやじのプライドだ。
「どうも、松川です」と、彼女も頭を下げる。
「どうか、私に教えてください」
「はい。そのために来ました」
「…………」
 言葉にならない。私は頭を下げたまま動けなかった。
「あの、おじさん?」
 私はこんなにも追い込まれていたのか。こんなにも辛かったのか。万感の思いが滝のように溢れる。この歳でこんな強い思いがまだ残っていた戸惑いと嬉しさを噛み締めるのに時間が欲しい。それを察してくれたのか、彼女もただそこに佇んでくれていた。間とは言葉を必要としない対話というのは本当だ。
「あの、それじゃ、とりあえず構えてもらえますか?」
 おもむろに松川さんが口を開く。絶妙なタイミングだった。
(た、助かった……)
 正直、この年頃の子とは何を話していいのか分からない。実の娘とだって話すことなどありはしない。困り果てている私を見て気の毒に思ったのかもしれない。
「あの、オンガード・ポジションでいいでしょうか?」
「え? そう言うのこれ。確か、おじいちゃんはバイジョンって言ってたけど……」
 と言うなり彼女は構えて見せる。
(おおっ!!)さすがに様になっている。遠慮のない鳥肌が本物と知らせる。
「はい、そうとも言います。わかりました」
 彼女の構えを見たあとでは気後れしてしまい、すぐには構えられない。仕方ないので、歩幅、手の位置などをチェックしながら、できる限り正確に構えてみる。
「う〜ん、形はまあまあだけど、もっと肩の力を抜いて、顎を引いて、膝は締める」
 早速、直された。彼女は構えながら説明する。
「こうでしょうか?」
「違うなぁ。まだ肩に力が入ってる」
 同じようにやっているつもりだが、何度やっても直される。
「じゃ次、フットワークやってもらえますか」
 前後左右に動くステップ&スライド、パンチを打つ時のプッシュオフ、蹴る時のバーストステップ、送り足で距離を稼ぐクイック・シャッフルなど、知っている限りのフットワークをやってみる。
「おじさん、フットワーク全然だめ! ぜん、ぜん練習してないでしょ?」
 さっきと打って変わって強い口調でダメ出しをくらう。しかも図星だ。
「……すみません」
「謝る前に練習! これから当面、フットワークだけね」
「ええっ、フットワークだけですか?」
 いきなりの無茶振り。父親ほど歳の離れた中年おやじに対してもまったく物怖じしない。
「そう。わたしがいいと言うまでフットワークだけ」
 カンフー映画でも師父の言い付けは絶対だ。従うしかない。
「わかりました……」
「目標は1万ステップね」
「い、1万!」
「そう。やらなきゃ教えない」
 可愛い見た目に惑わされるが、間違いなくSに違いない。
「……わかりました。やります」
「ところで、それは誰に習ったんですか?」
「まあ、本とかDVDからですが……。それと大宮の道場にも少し通いました」
「えー、そうなんですか? あの、それって観せてもらえますか?」
「もちろん構いませんが、ツァイクンドーのDVDとか観たことないですか?」
「ツァイクンドー? これってそう言うんですか」
 と言って構える。いちいち様になっている。
「本当にツァイクンドー知らないんですか?」
「はい」屈託無く答える。
「はあ……」
 開いた口がふさがらない。どう見てもツァイクンドーの達人なのに、自分がやっている流派の名前を知らないとは。
(確か、前に聞いた時も知らないと言ってたっけ……)
「そう言えば、おじいちゃんはZKDって言ってたな。名前には意味はない。忘れろって」
「ZKD? それはツァイクンドーの頭文字ですね」
「ふ〜ん。そういうこと」
 確かに、ブロンソン・リーは晩年、ZKDという呼び名を好んだと本に書いてあった。
「今、観てみますか?」
「え、観れるんですか?」
 私がスマホを取り出すと、松川さんはなるほどといった表情でスマホを指さす。
「いつでも観れるようにスマホに入れているんです。えーと、ちょっと待ってください。そうだな、これなんかいいかもしれない」
 映画の映像ではなく、あえてブロンソン・リーのプライベート・トレーニングの映像を選んでスマホごと松川さんに渡す。彼女は受け取ると慣れた手つきで映像を再生する。そこには、生前のブロンソン・リーの映像が映し出される。映像を見るなり、彼女は一瞬で武術家の顔になる。
「この人、すごい。それにおじいちゃんの動きとそっくり……」
「やっぱりそうですか」
 思った通り、同じ流派で間違いなさそうだ。次に、「吠えよ! ドラゴン」のアクションシーンを観せる。
「ツァイクンドーを創始したブロンソン・リーはもともと映画俳優なんです」
「そうなんですか。んー、でもなんか違うな」
「え、違う? なにが違いますか?」
「構えも動きも大きすぎ。なんか大げさな感じ」
「そう言えば本に、ブロンソン・リーは映画のスクリーンで映える動きをしていたと書いてありました」
「あ、なるほど。演技ということですね」
 彼女はブロンソン・リーの映像を観ながら、時々、へーとか、なるほど、とか言いながら興味深げに観ている。特に映画以外の個人練習の映像には怖いくらいに食いついていた。
「あの、松川さん、一つお願いがあります。たまにではなく、週一くらいで教えてもらえないでしょうか?」
「えー、週一? 無理無理、それは無理!」
 キレよく手を左右に振りながら言う。
「どうかお願いします! 私にツァイクンドーを教えてください!」と、頭を下げる。
「う〜ん、たまにならいいけど……、困ったな……」
「このとおり!」と、再び深く頭を下げる。
「……なんなら月謝も払いますので」
 と、少し顔を上げながら言ってみる。
「え、ほんと? やりますやります!」
(意外と現金だな)
 しかし、彼女の技にはそれに見合うだけの価値がある。
「じゃ、今から松川師父と呼ばせてもらってもいいですか?」
「シフ? なんですかそれ?」
「カンフーで言うところの師匠のことです。師匠の師に父と書いて、師父と呼びます」
「えー、それはちょっと無理。そもそも父じゃないしー」
「でも、師匠とか先生とか呼ばれる方が嫌じゃないですか?」
「それは、まあそうだけどー」
 それ以来、私は彼女のことを松川師父と呼ぶことにした。

 松川師父からは毎週日曜の早朝に手ほどきを受けることになった。ちなみに、松川師父は高校2年生ということが分かった。つまり、私の上の娘と同学年だ。それから毎週、私は基本のフットワークを一から教えてもらい、毎日、来る日も来る日もフットワークの練習に明け暮れた。その副産物で足にはマメができ、皮が剥けた。

 私は、松川師父の言いつけ通り、地味で退屈なフットワークの練習だけを2ヶ月間続けた。そして、年が変わった2月最初の日曜日だった。
「おじさん、軽く動いてみて」
「はい! 松川師父」
 私は正確にオンガード・ポジションをとると、そのまま一呼吸おいてから、フットワークを始める。徐々にペースを上げながら無心に動き続けていると、不思議なことに体が勝手に動く感覚を覚える。
(なんか気持ちいいぞ!)
 以前とは比べ物にならないくらいに体も軽い。それもそのはず、ツァイクンドーのトレーニングを続けてきたせいか、気が付けば20代の頃の体重に戻っていた。BMIも何十年かぶりに標準体重となり、もはやメタボ予備軍ではない。
 しばらくフットワークをしていると、いきなり松川師父が軽くパンチを打ってきた。私はそれを無意識にかわす。
「うん、おじさんよく頑張ったね。結構いい線いってるよ」
「ありがとうございます! 松川師父」
 この1年に及ぶ努力が報われた気がした。
「じゃ、次、パンチ打ってみて」
 私は言われるままに、基本中の基本である右ストレートを打つ。
「おじさん、パンチファーストが全然できてないじゃん!」
「はあ?」
 確かに、本で読んだ気がするが、実際どう動けばいいのか分からない。
「よく見て」
 松川師父が実演する。正直、速すぎてよく分からない。
「当てるべきところを最初に動かすのが基本なの」
 そう言われてみれば、確かに拳から動いているように見える。実際の所、松川師父の指導には無駄がない。教え方もツァイクンドーそのものだ。教えるセンスに年齢は関係ないのだろう。関係があるとすれば、彼女の師父、つまり、祖父がいい指導者だったからに違いない。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み