第11話:賢治が家を新築と田川の世界一周旅行

文字数 1,471文字

 田川は、旅行の詳細が決まったらインターネットのアドレスにメールを送ると言った。そして、その晩の宴会を終えて、それぞれ、帰って行った。その週に日曜日、2004年4月10日土曜の昼頃、家を借りてる大家の山田さんのお孫さんが、賢治の家を訪ねて来て、祖母が老人施設に入ったと言い、ここの土地80坪を買い取ってくれないかと言い始めた。

 理由を聞くと、祖父母の遺産をどうするかと言う話合いで、この農家と離れを自分が相続することになったと話した。しかし、自分たちは、ここを出て、家族4人で、首都圏に住もうと考えてるのでそこで現金が欲しい、そこで、買って欲しいと言うのだ。賢治が、そちらの希望価格はと聞くと、価格でもめたくないから、現金を用意できれば2000万円で売ると言った。

 わかった来週、土地の権利書と交換で、君の口座に2000万円入金すると言うことで良いなと聞くと、良いよと言った。この話を田川さんにすると、俺が立会人になってやるから、土地の権利書の名義変更をしてこいと言った。土地の権利書は、本物かどうか確認しなければいけないし、土地の明示変更が完了しないと、自分の土地にならないと言った。

 それを聞いて、山田さんに連絡すると、15日朝、9時に、交渉しようと言い、そっちへ行くと告げた。9時前に田川さんがきた。直ぐに山田さんが来て田川が挨拶し権利書を見せて欲しいと言った。見せると、田川が、ルーペを持参し、じっくりと書面を確認。その時、賢治が山田さんに銀行はと聞くとS銀行沼津支店と言うので同じだと言い、そこで送金の確認をし法務局で土地の名意義人の変更をしようと言った。

 もし資料が不足しても隣に市役所と警察があるから直ぐ取りに行けると言った。そしてハイエースで銀行へ行き賢治が、お金を山田さんの口座に送金。そして法務局へ行くと案の定、必要書類が足らなくて市役所と警察で必要書類を取って、再び、法務局に行くと番号札をもってお待ちくださいと言われたので、その時間に、昼食を食べに行った。

 また、法務局に行くと、10分後に名義変更が完了したと新しい土地の権利書を賢治が手にして、お互いに挨拶して別れた。中学時代の友人の工務店の社長に5人が住める木造住宅を作って欲しいといわれて、家へ向かった。容積率100%だから、大きな家を建てられるが総2階建ての5LDKか広めの4LDKのどちらかが良いと言うので5LDKでいくらかかるかと聞くと2500万円以下にはならないと言った。

 古家の解体と土地の整備、2台分駐車場のアルファルト工事、電気線と上下水道の配管も確認して、部品交換が必要な場合は実費となる条件で、2800万円と言った。わかった、それで、5LDKの図面を描きもってきてくれと言った。数日後、図面が届き、一部を変更してもらい工事をお願いした。その後、田川さんから5月連休後の5月6日からスペイン、ポルトガル、ドイツ、フランス、スイス、イタリア。

 夏場、イギリス、ロンドン、湖水地方、北欧、3国を回り、9月にトルコ、アメリカ、ボストン、ニューヨーク、ラスベガス、シアトル、ロサンゼルス、サンディエゴ。そこから、11月、日本を経由して、タイ、ベトナム、マレーシア。シンガポール、バリ島、フィリピン。

 2005年1月にグアム、また日本を経由して、ハワイ4島を巡って、2005年年4月に日本に戻ってくる世界一周旅行を企画した。そのパンフレットの工程表を1部、賢治に渡してくれた。その後、ハイエースが10年経つので、8人乗りのエスティマハイブリッドを購入した。
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