きみのはなし

文字数 140文字

君が愛したものを教えてくれないか

え? 僕かい?
そうだね、

目を刺すような新緑や
夏の日の揺らぐ空間や
秋の落ち葉の音
こたつの中の猫

舞い落ちる桜の花びらの向こうの青空や
夕陽を反射するビルの窓
暗くなっていく校舎の廊下や
それを見ている君の横顔と
その瞳が僕をうつした、その瞬間

そういったものだよ

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