文字数 145文字

どうしようもない夜がある。
例えば照明が明るく部屋を照らしていて
お腹は空いてなくて
人の明るい声がして
温かい布団があって
誰かにお疲れまた明日と言われた夕方があって
今日が無事終わりそうで
明日が同じようにちゃんと来そうで
全部あるのを知ってて
それでもまだ
どうしようもない夜がある
のを誰にも言えない夜。



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