第7話:伊賀の結婚と旅行

文字数 2,158文字

 先生に6月20日まで休みをもらったと言うと東京ディズニーランドへ行かないかと彼女が言うのでOKした。すると、すぐに東京ディズニーランド近くのヒルトンホテルを6月17、18日と予約した。その晩、部屋で買ってきたブランデーを飲みながら、つまみを食べ将来の話をした。新郎の伊賀が、ブランデーを飲み、酔って、彼女の話を聞いてるかと思うと寝息が聞こえた。

 その晩、新婦の妙子さんは、今までの事、将来の事を思い描くとなかなか寝付けなかった。そのため1時過ぎまで寝れなかった。翌朝7時、伊賀が起きたが妙子さんを起こさなかった。9時近く、起こすと慌てて、何で、もっと早く起こさないのと言い化粧を開始した。前もって買ってきた菓子パンを飲み物を飲みながら食べた。

 6月17日、9時15分には支度を終え、妙子さんの方が先に部屋を出ていた。10時前、伊賀が出て行った、男性の支度する部屋に入り、タキシードに着替えた。着付けが終わり鏡を見て確認して終了した。10時半頃、結婚式に参列する8人がやってきた。妙子さんは、女性たちにきれいねと言われ、満面の笑みを浮かべていた。良家の両親の方がむしろ緊張している位だ。

 やがて、神父がきて形式の通りの文句を言い指輪交換をした。次に新婦の父と秦王がバージンロードを歩み、途中で新郎に交代し結婚の儀式を終了。その後、待っている参加者に新婦がブーケを投げて結婚式が終了して披露宴会場へ向かった。司会の人が上手に新郎新婦を紹介して歌や余興が始まった。新郎新婦は、キャンドルサービスのため各テーブルを回りった。

 その時、祝福の言葉を受け満面の笑みを絶やさなかった。そして新郎新婦の両親の言葉と移って、ほろっと来るような話となった。それが終わると、若者達で2次会へ出かけた。それでも16時には、新郎新婦はホテルに帰って来て着替えた。八王子から中央線の快速特急で東京経由で舞浜に18時前には到着し、ヒルトンホテル近くの東京湾の海沿いを散歩した。

 そこで、涼しい風に吹かれてホテルへ戻ってきた。その後、夕食をとって、その晩もブランデーを飲んで、遅くまで話し込んで夢の中へ。翌日は、遅くま、で寝て、9時に起きて、朝食を食べ、10時に東京ディズニーランドに入園した。その後、ウエスタンリバー鉄道に乗ったり、カリブの海賊のアトラクションを見た。昼食後、イッツ・ア・スモールワールドを見学した。

 そして、いかだに乗ったり、船の乗ったりして楽しんだ。また、ここでしか見られないとっておきのショーを見て楽しんだ。そして19時には東京ディズニーランドを出てホテルに戻って夕食をとった。雨が降っていなかったので、この日の夜も海辺を散歩して部屋に帰って飲んで寝た。翌日、ヒルトンホテルをチェックアウト。帰りに東京、銀座をぶらついた。

 その後、美味しい食堂に入って昼食を食べた。その後、彼女に銀座のデパートで結婚記念の品を買ってあげた。それに感激して妙子さんが、人目もはばからず伊賀の頬にキスをした。これには驚いて、恥ずかしいから、やめてと言った程だった。次に、バスで日本橋の上手い珈琲ショップで、ケーキセットを食べて、両親の住む藤野に戻り、お土産を渡した。

 2人は、八王子の賃貸マンションに帰っていった。翌朝、朝早く6時に、家を出て、東京の倉木先生の家に7時に着くと先生が、早かったなと言い、珈琲、紅茶とケーキを食べていた。これで、お前さんも1人前だなと言い珍しく笑った。あとは、可愛い子供を作って育てるのだねと言い、これが、なかなか難しいんじゃと上機嫌で話した。

 そして、また、新しい日が始まり、やがて梅雨、7月になり8月には台風に見舞われてた。お盆が過ぎると涼しいが最近は9月過ぎまで暑い日が多い。涼しくなると朝9時から昼頃まで倉木先生の日記のコピーを見ながら話を聞いた。その聞いた話を録音し続けた。昼食後、機嫌が良いときには、話をしてくれ、機嫌の悪い時は、部屋に入りこもり部屋で音楽を聴いたり物思いにふけったりして終了になる。

 調子の良い時は、まれに夕食まで、また話を続けてくれる。しかし、普通は、14時頃から15時半、16時まで昼寝、休息時間となる。夕食後は、テレビを見たりして雑誌を読み、仕事はない。やがて11月になり、12月、木枯らしが吹いてきた。この年、倉木先生が、久しぶりに高尾山に行って紅葉を見たいと言った。そこで伊賀が、先生の車を運転し高尾山へ向かった。

 高尾山入り口に着くとケーブルーカーに乗り換え山頂へ。ケーブルカーの高尾山駅付近の展望台からの眺めが素晴らしく、近くの休憩用のいすに座り山の紅葉と関東平野を眺めた。その時、倉木先生が長生きするのも悪くないとつぶやいた。しばらくして、十分楽しんだと言い、ケーブルカーで下山して、お前も疲れたろうと言い、近くの喫茶店に入った。

 そこで、ケーキセットを注文して、ご馳走してくれた。その後、車で高尾から帰宅すると渋滞に巻き込まれこれだから東京は嫌いなんだ。なんで、東京にばかり人が集まるのかと怒った。そして、人間は、何年経っても能なしばかりだと興奮するので伊賀が、体に悪いから落ち着いて下さいと告げた。その後15分位すると静かになりバックミラーを除くと既に眠ていた。
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