Children of Bodom - Downfall

文字数 682文字

――アレキシ・ライホがグロウル初体験の人でした。

 ヘヴィメタルは好きな私でしたが、グロウルはどうも好きになれずに暫く過ごしていました。
 それが変わったのは、Children of Bodom(チルボド)を知ってから……アレキシのおかげでデスメタルも聴ける様になりましたし、そういうところからAlcestなんかまで辿り着いたわけです。
 しかし、何でメロディック・デスメタルに手を出したのかといえば、大学生の頃のストレスが半端じゃなかったから……話が別になるので触れませんが、受けた大学間違えたと後悔していました、在学期間の半分以上。
 せめて何かエクストリームな音楽でも聴いていたい。片道一時間半以上、酷い時にはバスで一時間半という苦行の中、今は潰れた格安通販で買ったウォークマンに入れているアルバムだけが慰めで、そこに色々と詰め込んだそのひとつがチルボドでした。日本で知名度が高かった事もあり、ド田舎のレンタルショップにも並んでいたバンドでもありましたし。
 最初に聴いたのが何だったかは覚えていませんが、一番印象に残っているのがDownfallです。PVが有ったからなのか、キーボードの音が印象的だったからなのか、今となってはよく分かりませんけど、今も好きな曲のひとつです。アルバムだったら絶対Hate crew deathrollなんですけど。
 そう、ヘイトクルー……優しい世界を作る人材を輩出している学校で、自己嫌悪と厭世観に反吐の出る思いをしていた私にとって、嫌悪と憎悪の爪を磨き続けられた理由のひとつが、メタルであり、チルボドの曲だったのです。
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