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詩集 百万年の孤独
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第9話 雨上がり
文字数 179文字
雨上がり
先刻までの雨が急に止み
雲間から明るい光が射し込んだ
あっという間に
周囲の空気の明晰さが変わる
それは違う世界の狭間に落ちたようで
今壁を越えたのだ
時間の経過を無くしてみれば
平行宇宙の別の世界へスライドしたのだ
フェイズ2からフェイズ1へ
移行した証拠は風景の存在感の違いで分かる
あやふやな現実感から
鮮明な実存へ
光だ
光が実存を保証する
光よ降り注げ
この虚ろな毎日に
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第10話 ガラクタのペンダント
詩集 百万年の孤独
夢咲香織
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第1話 百万年の孤独
第2話 無意味な言葉
第3話 火が燃える
第4話 犬っころみたいな愛
第5話 狭間
第6話 サボテン
第7話 あの娘
第8話 ビッグバン
第9話 雨上がり
第10話 ガラクタのペンダント
第11話 空の食物連鎖
第12話 冬の薔薇
第13話 白鷺
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