第188区

文字数 128文字



沸いた蛆も乾涸びるこの炎天下。
手も足もなく黒目となった老猫に、群がったであろう鴉共は皆、腹六分目。
まだ足りぬ……次の獲物を待つ鳥の鳴き声は、どこか猫の様な戦慄きでした。
魂は受け継がれて行きます。
いや受け継がれるのは魂だけでは無いのかも知れませんね。
ニャー。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

こんばんは。

恐山にゃると申します。

最近、ホラー短歌の魅力に取り憑かれて…いやしつこく取り憑いておりますw

私の中の『恐気』が尽きない限り、この詠み(黄泉)は続く…。

ホラー短歌愛好会『ホラ短部』主催者。

(Twitterにて主宰)

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み