注文のできない美容院
文字数 285文字
大学入学と同時に上京してきた僕は、初めて近くの美容院に行った。
初の来店だったので、フロントで名前を書こうとしたら、女性の店員が
声をかけてきた。
「当店は全力でお客様に似合う、最高の髪型にセットいたします。
ですが、注文・苦情は一切受け付けませんので、誓約書にサインをお願いします。」
よくわからなかったけど、僕は誓約書にサインをした。
二時間後。
いつの間にか寝ていた僕は、鏡を見て驚いた。
これは……いわゆるモヒカンだ。
キッと店員を睨みつけたが、店員は動じない。
「その為の誓約書ですから。」
仕方なく料金を払うと、僕は店を出た。
文句を言いたかったが、確かにしっくりとくる髪形だった。
初の来店だったので、フロントで名前を書こうとしたら、女性の店員が
声をかけてきた。
「当店は全力でお客様に似合う、最高の髪型にセットいたします。
ですが、注文・苦情は一切受け付けませんので、誓約書にサインをお願いします。」
よくわからなかったけど、僕は誓約書にサインをした。
二時間後。
いつの間にか寝ていた僕は、鏡を見て驚いた。
これは……いわゆるモヒカンだ。
キッと店員を睨みつけたが、店員は動じない。
「その為の誓約書ですから。」
仕方なく料金を払うと、僕は店を出た。
文句を言いたかったが、確かにしっくりとくる髪形だった。