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文字数 581文字

「届くの〜、これッ⁉」
 あたしは、当然の質問。
「届かせるッ‼ しっかり、つかまってろッ‼」
 ファイアーパターンの強化装甲服(パワードスーツ)が、そう言った瞬間……4輪バギーの前面から、フック付きのロープが射出される。
 フックは爆破された橋の端になんとか取り付いて……2台の4輪バギーはロープで上って……えっ?
「いいって、言うまで、手ぇ離さない事だけ考えてろ」
「ちょ……ちょっと、置いてかないで〜ッ‼」
 強化装甲服(パワードスーツ)は、運転席から前と言うか上に飛び出し……。
 一足先に上に言ってた護国軍鬼は、ファイアーパターンの強化装甲服(パワードスーツ)の手をつかんで持ち上げ……護国軍鬼の装甲が、あっちこっち開いてて、そこから、何かが吹き出してる。
「リミッター解除制限時間を一時的に解除しろ」
 護国軍鬼は、どこかに、そう無線通話で連絡。
 そして、護国軍鬼とファイアーパターンの強化装甲服(パワードスーツ)が4輪バギーから射出されたロープをつかむ。
「うががが……」
「この橋も、かなりマズい状況だ。速く行くぞ」
 かなり、無茶苦茶な方法で何とか橋の爆破された部分を渡り切った……。
 下を見ると……爆破された電車は……海に沈んだみたいだけど……何というか……あまり詳しく説明したくないモノがプカプカと……。
 やがて、橋も渡り終り……夢洲側の駅に到着。
「だ……誰も……居ない?」
「マズいな……そろそろ、『魔法少女』ショーの開催予定時間か……」
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