条件・要件・予定変更は事前に伝える

文字数 1,054文字

「予定変更に対応できない」
ということはよく耳にするアスペルガー症候群の特徴ではないだろうか。
わたしはGoogle Calendarに、30分(今では更新があり、15分でも)刻みで予定を入れている。そして予定が定まっていることにわたしは非常に満足する。
わたしはよく「アスペルガー症候群を描写した映画」などで見るような
6時ぴったりに起床
6時05分に顔を洗う
6時10分に朝食を食べる
6時30分に歯を磨く
6時40分にラジオを聴く
6時50分に出かける準備をする
というようなスケジュールは組んでいない。
精神安定のためにそれほどの必要はないようだ。
しかし、それでもわたしは必ず事前に予定を組んでおくこと、そして外部からの要望や他人と一緒に行動をする予定があるのならば、要件を事前に知っておく必要がある。
予定変更によるパニックを防ぐためだ。
例えば、
「必ず10時に現地に到着するように」
と言われているとする。

もちろん朝起きる時間から全て予定をたてて10時に向けて準備はするが、ぎりぎりのところで配達員が到着し、諸々の確認や搬入などが始まり時間通りに出発ができなかったらどうなるだろう。おわかりの通り、わたしは現地に10時に到着できなければパニックを起こす。
しかし
「レストランに11時に到着したいから、一緒に向かうために10時に集合したいが、11時にレストラン現地で集合でも構わない」
という要件が事前に共有されていたらどうだろう。
わたしはタクシーを使ったり、いろいろな方法を使ってどうにか時間に間に合わせることができる。

それではわたしがある日
「この日朝10時に家を出て、10km先の店で買い物をして、5km先の郵便局で郵便物を出して、隣のスーパーマーケットで野菜を買って帰ろう、15時には家に着くので、夜ご飯の支度をして、夜ご飯の支度ができたら明日の予定の確認を16時から17時までの一時間行おう」
と決めていたとする。
そこで当日になり、朝9時半に誰かが
「今から出かけるから一緒に来い」
と言ってきた場合、わたしの最初の予定は狂う。
そして「ついてこい」とだけ言われただけなので、何時にその予定が終わるのかもわからない。
わたしは事前に予定していた全ての予定を遂行できないのではないかと精神不安定になるし、それに伴い体調も悪くなることがほとんどだ。最悪ひどいパニックを起こす。
「予定を時間通りに遂行できる」という思いは、何よりもの精神安定剤なのだ。
条件、要件や予定変更はなるべく早い段階で共有してもらえることが、平穏な精神状態に繋がる。
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