「庭で」

作者 羽庫ふみ

[その他]

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自分の部屋から自分にしか作れない世界を生み出そうとする人たちへの敬意をこめて。

***

「表現の場としてのトンネル”そのもの”」について書きたかったのに、力及ばず「”比喩としての”トンネル」についてのお話になってしまいました……。
むむむ……。

目次

完結 全1話

2024年08月06日 21:00 更新

登場人物

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ファンレター

トンネルを抜けたら

自分のものが溢れていて、でも閉め切られた部屋で、一方通行の思いを迂遠な方法で外に出し続けた絵麻の姿はなるほど「依怙地な中学生みたい」で、しかし作り手として純なひとだと思います。 自分はそういうことを思わせられる書き手であるか、そして絵麻にとっての「私」のように、自分の書いたものに向き合ってくれる人を裏切らない書き手であるか、とちょっぴり反省しました。 読み手の数だけ「庭で」はある、と思える匙加減の描写、お見事です。

返信(1)

プラス+アルファです

優秀賞からわずかの間に、ますます磨きがかかってますね(ダメだ絵が見えてくる)情景描写が上手い作家はいますけど、それに上乗せして「人の心に刺さる」作風が加速してます、部屋がトンネル、おばあちゃんが媒介、絵が○○〇ー。 このままだと”魔王”レベルの作家が誕生してしまう!止めろ、誰か止めるんだぁ・・(失礼しました)

返信(1)

「私」の優しさが沁みる

素敵……羽庫さんの作品から、いつも新鮮で瑞々しい「今」を感じます。そして読みながら脳内に映像が流れるのです。 この作品は特に、絵画をモチーフにされているだけあって、色彩があふれていました。絵麻ちゃんの部屋や、「庭で」の絵の世界など。 単調でなくて、複雑で奥行きのある色合い(心情)を、センス良く描く筆力は、すごいなぁといつもリスペクトしています。 少し寂しいけど光がキラキラしていて、甘くほろ苦く、ほんのりスパイシーさもあって。ラストは「ああ、そうだったのか……」と、じわじわ心に響きました。 ... 続きを見る

返信(1)

小説情報

「庭で」

羽庫ふみ  fumi_haneko

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
その他
タグ
【課題文学賞特別編】, クリエイターの部屋, 叔母と姪, カンナの花
総文字数
2,000文字
公開日
2024年08月06日
最終更新日
2024年08月06日
ファンレター数
3