「庭で」

作者 羽庫ふみ

[その他]

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3件のファンレター

自分の部屋から自分にしか作れない世界を生み出そうとする人たちへの敬意をこめて。

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「表現の場としてのトンネル”そのもの”」について書きたかったのに、力及ばず「”比喩としての”トンネル」についてのお話になってしまいました……。
むむむ……。

ファンレター

トンネルを抜けたら

自分のものが溢れていて、でも閉め切られた部屋で、一方通行の思いを迂遠な方法で外に出し続けた絵麻の姿はなるほど「依怙地な中学生みたい」で、しかし作り手として純なひとだと思います。

自分はそういうことを思わせられる書き手であるか、そして絵麻にとっての「私」のように、自分の書いたものに向き合ってくれる人を裏切らない書き手であるか、とちょっぴり反省しました。

読み手の数だけ「庭で」はある、と思える匙加減の描写、お見事です。

返信(1)

長尾さん
コメントありがとうございます!

この作品の絵麻のような生き方って、すごくキツイ、でもそうとしか生きられない。そういう人は「確かにいる」のですよね。野性の表現者で、痛みを伴うタイプというか……、過去に何人かお会いしたことがあり、その人たちの記憶を拾いながら書いた作品でもあります……。

長尾さんはもう、充分すぎるほどに純で全力の人だと感じています。どうかご自愛しつつ、息の長い活動をしていただきたい……! と願っています。
リスペクトを込めて!