うちそと

[ホラー]

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――あれは、本当にナギサの手だったのだろうか。

目次

完結 全1話

2023年03月12日 17:25 更新

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美しいのに、痺れるほど怖い

 三人の女の子の微妙な関係性、そして「私」の心の奥に渦を巻く黒い感情。呼んでいると画面から文字が消え、どこか寂れた海辺の土地の潮気が漂うようなイメージが湧き上がりました。底冷えする怖さをここまで美しく描写できる事に感動。「まつわる」って言葉のチョイスが絶妙ですね。絡み合って、肌に吸い付くようにくっついたような光景だけでは無く「祀ろう」とか「末路」まで連想しました。  美しくて、とーーーーーーっても怖かったです。

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丑三つ時の、

このタイトルはどういう意味だろう、と物語を読む前からすでに南ノさんの術中に嵌まっていたようで。冒頭からの尋常ならざる雰囲気に呑まれるようにして、そのまま最後まで連れて行かれました。 こ、怖い……。 この年頃の少女特有ともいえる、同性の友人たちへの複雑な感情、その残酷さも理解できて、それが余計にこの闇のおぞましさをリアルに感じさせるようで、背筋がぞわぞわします。ちょっとした悪意というのはタチの悪いもので。 タイトルの意味が明かされて、そこからの数行でさらに……。読み返すたび、じわじわと怖 ... 続きを見る

返信(1)

夜に朗読されたら絶対に怖い

幾重にも質感の異なるホラーが編み込まれていて、言葉を失い何度も読み返しました。怖かった……。 土着的なホラーと、思春期女子のチクチクした心理的ホラーと、すべてが反転する幻想的ホラーと……。これは確かにまごうことなき、忘れたい友達ですね。 言葉でこんな眩暈めいた錯覚を起こせるとは。さすが南ノさん、流麗な文章と匂いたつ幻影。 いつもながら完成度の高い作品を堪能させていただきました。ガクブル

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小説情報

うちそと

南ノ三奈乃  minano

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
ホラー
タグ
【課題文学賞その六】
総文字数
2,000文字
公開日
2023年03月04日 11:16
最終更新日
2023年03月12日 17:25
ファンレター数
3