1.パウロ書簡
文字数 1,132文字
『ヘブライ人への手紙』だ。
この手紙はそもそもパウロによるものとも書かれておらず、文体からして異なっている。
だから今では一部の学者を除いて、別の人物による手紙と考えられているのさ。
ビヨンデッタの言う通り、パウロのものではないと考えられている手紙もある。
7つの書簡はパウロが書いたものだと言われている。
2つの書簡は判断が分かれるものだ。
そして残り4つの書簡は8割の学者が「偽典」的だと考えている。
■真筆性が高い
『ローマの人々への手紙』
『コリントの人々への第一の手紙』
『コリントの人々への第二の手紙』
『ガラテヤの人々への手紙』
『フィリピの人々への手紙』
『テサロニケの人々への第一の手紙』
『フィレモンへの手紙』
■判断が分かれる
『コロサイの人々への手紙』
『テサロニケの人々への第二の手紙』
■真筆性が低い
『エフェソの人々への手紙』
『テモテへの第一の手紙』
『テモテへの第二の手紙』
『テトスへの手紙』
他にはバルバナ、ルカ、第4代ローマ教皇クレメンス1世とか、色々だ。
フランシスコ会聖書研究所によれば、最も可能性が高いのはアポロという人物らしい。