椎名麟三「愛について」を読む

作者 かめ

[社会・思想]

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2件のファンレター

椎名麟三「愛について」(旺文社文庫、絶版)を読み返してみたいと思います。

「戦後文学」という括(くく)りの椎名麟三。
もうその名を聞くことも薄れて、これからも世間的には消えていきそうだけれども、僕にとっては大切な作家であり、思想家であるのです。

本文中、「 」内が椎名さんの文、平叙文および( )内は僕の感想、解釈すること、というふうに連載を続けていく所存です。
(第31話から、カッコは無い方が読み易いかと思い直し、外しました)

ファンレター

「愛について」の章

かめさん、こんばんは。 こちらを久々に拝読しました。16話まで、第一章分です。 やっぱりかめさんを形作っている大きな存在なのですね、椎名麟三。 講談社文芸文庫の『深夜の酒宴・美しい女』を読みはじめまして、「深夜の酒宴」は読了しました。 サルトルの『嘔吐』はもう忘れているので、再読せねばなりませんが、なるほど、これはかめさんだな、と思いましたよ。 特に今日から読み始めた「美しい女」の真面目な感じ、僕のかめさんのイメージに重なります(怒らないでください!)。 で、久々にこちらにお ... 続きを見る

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6話まで読みました

かめさん、こんばんは。こちらはいずれじっくり読ませていただこうと思っていたら、もう23話! ということで6話まで拝読しました。 椎名麟三という作家は、かめさんを通じて初めて知りました。これまでも触れられていましたが、本作ではどのくらい好きで、読み込まれていて、そしてかめさんを作っているのか、を感じざるを得ませんね。山川方夫に続いて挑戦してみたくなりました。中村うさぎはよんでいませんが。『悪霊』もおもしろそうですし、新しい世界が開けます! 少しずつになると思いますが、引き続き読ませて ... 続きを見る

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