椎名麟三「愛について」を読む

作者 かめ

[社会・思想]

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2件のファンレター

椎名麟三「愛について」(旺文社文庫、絶版)を読み返してみたいと思います。

「戦後文学」という括(くく)りの椎名麟三。
もうその名を聞くことも薄れて、これからも世間的には消えていきそうだけれども、僕にとっては大切な作家であり、思想家であるのです。

本文中、「 」内が椎名さんの文、平叙文および( )内は僕の感想、解釈すること、というふうに連載を続けていく所存です。
(第31話から、カッコは無い方が読み易いかと思い直し、外しました)

ファンレター

6話まで読みました

かめさん、こんばんは。こちらはいずれじっくり読ませていただこうと思っていたら、もう23話!

ということで6話まで拝読しました。
椎名麟三という作家は、かめさんを通じて初めて知りました。これまでも触れられていましたが、本作ではどのくらい好きで、読み込まれていて、そしてかめさんを作っているのか、を感じざるを得ませんね。山川方夫に続いて挑戦してみたくなりました。中村うさぎはよんでいませんが。『悪霊』もおもしろそうですし、新しい世界が開けます!

少しずつになると思いますが、引き続き読ませていただきます。有り難うございました。

返信(1)

村山さん、こんばんは!
うわー、まさかこれを読んでいる人がいるとは(笑)
ほんとにありがとうございます、これはほんとに全然読まれてないんですよ、笑。
でも最後まで書き続けるつもりですが。

「転校したとです」、じっと読み続け、そのうちレターしようと思っていたら、先を越されてしまいました…。

椎名麟三は、このまま消えていってしまいそうな作家で、なんとか残しておきたくて、ここに書き続けようと思いました。「深夜の酒宴」が一番よかったのですが、「愛について」なら、自分もチャチャを入れる形でいろいろ書けるので、こちらを選択しました。

でも僕の文より、「写経」している椎名さんの文だけ、読んでください、笑。
中村うさぎは…(笑)

ほんとに村山さん、むり、なさらんで下さいね、お忙しいのに…。
「コロナ暇」では、ぼくのレターで続きを書く気合が入った、とのこと、嬉しいです、ありがとうございます。
でも僕がノベルデイズに今もこうして書いていられるのは、村山さんの存在が本当に大きいのですよ。何回、ありがとう、と言っても、足りません。

椎名麟三、山川方夫、誠実な作家に惹かれるのは、ぼくが誠実でないからかもしれませんが…。
好きな作家の文章を「写経」すると、自分も文が、書き易くなった感じがします。
椎名さんはハイデガーの文をまるごとノートに書き移していたらしいし、「学び」の基本は独学かな、と思ったりしています。

どうもありがとうございます!