赤姫奇譚

[ファンタジー]

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俺は、赤姫に恋をした。
――そして呪いを受け、人の女を愛せなくなった。

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江戸の町人文化を感じました。

この語り口……江戸の町人文化の匂いを感じます。具体的に言うと落語だ、と思いました。落語って、怪談噺や人情噺もあるし、僕が大好きな〈艶噺〉もある(笑)!! 
現代人で語り口に慣れていないひとには格調高く感じるはずですが、内容は下世話にも見えるくらいに恋愛のもつれがあって、そこに日本の習俗の用語が絡み合う(まるで南ノさんがストーリーと愛し合って絡み合うかのように……って、今深夜テンションなのでちょっと深夜ノリがでてしまいました)。この噺はラストも見事で、でも、舞台というよりはミニマルなものでもあるのですよね。赤姫のキャラ造形も良いし、雨月物語みたいな読本(よみほん)の1エピソードにも感じる。こういうの、大好きです!!

返信(1)

るるせさん、お読みいただきありがとうございます!
そうなんです、わざと古臭い文体にしたところはあるのですが、仰る通り、実際の内容は「下世話にも見えるくらいに恋愛のもつれがあ」る世界を描きたいと思って書いたものです。

落語的と言っていただくのは(私自身、落語が好きなので)、とっても嬉しいです!(*^^*)
ただ、作者の意図としては、志としてはそういう世界を目指してはいても、なかなか筆力が及ばないのが実情で…^^;

そこを、るるせさんの超絶読解力によって補っていただき、もったいないようなお言葉と温かい励ましをいただき、ありがたい気持ちでいっぱいです!本当に心から感謝です^^

この【課題その四】、私は旧作でお茶を濁す感じになってしまったのですが、るるせさんが「抹茶ラテの作法と実践」という新作で、しかもかなり長い物を書かれるのは、本当にすごいと思います‼
私はこの作品の導入部にこそ、落語のマクラに似た語り芸を感じました^^ そして、第2話で作者るるせさんが登場し、メタフィクションかと見せかけて、実はとんでもない嘘噺(いい意味で!)という展開に、わくわくします!

文学的実験作でありながらエンターテインメント、正にるるせ作品の醍醐味ですね!締切りまでに完結するのかというところも、観客を巻き込むライブ感覚で、スリリングで素敵です。「お気に入り登録」させてもらいました。続きが楽しみです~♪