赤姫奇譚

[ファンタジー]

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6件のファンレター

俺は、赤姫に恋をした。
――そして呪いを受け、人の女を愛せなくなった。

ファンレター

江戸の町人文化を感じました。

この語り口……江戸の町人文化の匂いを感じます。具体的に言うと落語だ、と思いました。落語って、怪談噺や人情噺もあるし、僕が大好きな〈艶噺〉もある(笑)!!  現代人で語り口に慣れていないひとには格調高く感じるはずですが、内容は下世話にも見えるくらいに恋愛のもつれがあって、そこに日本の習俗の用語が絡み合う(まるで南ノさんがストーリーと愛し合って絡み合うかのように……って、今深夜テンションなのでちょっと深夜ノリがでてしまいました)。この噺はラストも見事で、でも、舞台というよりはミニマルなものでもある ... 続きを見る

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溺れる愛

今回の課題、「彼氏、彼女を溺愛する話」…また難しい…と、早々に退散態勢に入っていました。 溺愛って、こういうことだな…と三奈乃さんの作品を読ませていただいて思いました。 朱色の表紙が印象的で、物語は妖婉で儚く……。 物語の世界にシュルシュルッと引き込まれて、最後はなんだか自分も水の底にいるような気持ちになりました。 赤姫の儚さが心に残ります。

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水瀬そらまめさん

読んでいただいて、ありがとうございます!…泉鏡花先生は文豪ですから、「鏡花的」と言っていただくのさえ、なんだか恐れ多い感じで恐縮です^^;…エロスっていうのは、自分ではそんなに意識していなくて、ただちょっと退廃的でアンニュイな雰囲気が出せればいいかなと思っだだけなんです。でも、この間の『言ノ葉』の表紙がちょっと悪目立ちしちゃったみたいなので(内容自体はかわいいもんだと思うのですが)、今後は「えってぇい」は封印し、「清く正しく」をモットーに清純派を目指そうかな、と思っております(笑)

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こんにちわ!

幻想文学ということで、最近聞くと本屋では幻想文学が流行りとか思いながら読みました。 泉鏡花ですねぇわたし最近山尾悠子がブームでその山尾が泉鏡花の影響を受けていると聞き 家にある泉鏡花の本を再び読んでおります。それで、この小説も泉鏡花だなと思いました。 幻想的で、何度か読み直さないとわからない。わからないのがいいわけで、何度も読み返すことのないうちに感想を書いておこうと思います。 わたしとしてはもっとエロスを出して欲しかった。でもここまでがギリギリなんですか?ああ、なんかもっともっという自 ... 続きを見る

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不二原光菓さま

ありがとうございます!わたしも杉浦日向子さんの『百物語』とか大好きです。拙作は、もちろんああいう作品の味わいには比ぶべくもないのですが、これかも頑張りたいと思います!またよろしくお願い致します!

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色鮮やかで幻想的

夢とも現とも、今とも昔ともつかない、幻想的な語り口がとても好きです。脳内で杉浦日向子さんの絵を当てて読ませていただきました。色鮮やかで、夢幻の世界。素敵でした。

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