オペラを見て死ね!

[創作論・評論]

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67件のファンレター

何となく敷居の高い、オペラの世界。だけど分かるようになってくると、断然面白いのです!
というわけでチャットノベルで「物語」を、引用した動画で「歌や音楽」をお伝えする試みに挑戦します。芸術だからとかしこまらず、ツッコミ満載で楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
まずは親しみやすく、上演頻度の高い演目から。あくまで一ファンの立場からのご紹介で、内容は初心者向けです。よろしくお願いします。

表紙写真:パリ・オペラ座(ガルニエ宮)

ファンレター

第38話まで

小説「椿姫」との比較、小説をオペラに仕立て上げたヴェルディの生い立ち。いろいろな角度から「椿姫」という作品が解説され、とっても勉強になりました!^^
特にヴェルディがそんな庶民の出だったなんて知りませんでした。でもご本人、ちょっと誇張的に語る傾向があったとか…そんなエピソードも面白かったです。貧乏自慢? でも、それもまた、自分を売り込むためのプロデュース戦略だったのかもしれないですね^^
前奏曲の後、いきなりヴィオレッタの普通の朗読で始まる構成。(唐突ですが、だからこそ映えるのです!)とのつばめさんのコメントに納得です!
そして動画の1分あたりから「ばーん」という感じで始まる「さようなら、過ぎ去りし日々よ」。いやあ、聞かせますね~(*^^*)哀しくて、クッキー君が言うように「痛々しく」も、でもたまらなく美しい…。
次回がすごく気になります~!

返信(1)

三奈乃さん、いつもありがとうございます!
ちょうど今、直した部分でした……(汗)。そうなんです、ヴェルディは結構したたかな面もあったみたいで、自分を高く売り込む戦略も持っていたみたいで。それも庶民だからこそ、と言えるのかもしれませんが。
手紙の朗読シーンは、『椿姫』の中で唯一歌われない部分なのだそうです。ヴェルディは印象的なメロディーを作ることに長けていましたが、こういう「空白」をあえて残すことも手法としてやっていたんでしょうね。
この第三幕は、どうしても悲痛なシーンが続いてしまいます。でもこの作品が名作となった理由はそこにあると思うので、もう少しお付き合い下さいませ~^^。