小山田氏に関しては、今回の件で報道されているなかの、一部の記事を読んだ程度の認識しかありませんが、雑誌に過去のいじめの話が掲載されていた、という時点で、どういうこと？とよく理解できませんでした。いじめられた側が加害者を告発する、というわけではなく、加害者側がそれを発信するとは？と。
自分は他人をいじめた話を公の場でドヤ顔で語るようなヤバい人間なんですよ、というアピールなのでしょうか。もしそうだとしたら、悪いことはいわないから、速やかに治療を受けたほうがよいと思いました。
いじめというと、たいてい、被害者側に問題があるみたいに思われて、結局、学校や職場にいづらくなって去っていくのはいじめられたほうのひとが多いように見受けられます。でも、どう考えても、問題を抱えているのはいじめる側の人間ですよね。いじめる側のケアをしなければ、被害者は増えていくいっぽうな気がするのです。原因が取り除かれていないのに解決するはずがありません。ターゲットが変わるだけです。
そして、精神的に未熟なせいでいじめの加害者になってしまった、自分はとんでもないことをして他人を傷つけてしまった、と自分の行いを認識できたとき、そこから先のふるまいがそのひとの人間性を左右するのだと思います。やらかしたあとにどうするのか、その選択こそがその人間の真価として問われると思っているので。
いじめる側に問題があるのです。いじめられる側にも問題がある、という意見を耳にしますが、それは加害者側の言い分だと思います。いってみれば、痴漢した側が被害者に「そんな服を着ているから悪い」といった呆れた持論を展開するようなもの。
自分がやらかした悪事を被害者のせいにするな、恥を知れ、といいたいです。
だから、いじめられた側にはなんの落ち度もないし、恥ずかしくもなんともない。恥ずかしいのは、いじめる側です。
佐久田さんのおっしゃるように、もしいじめにあって、だれの助けも期待できない状況に追い込まれたときは、なるべく早めに、そして堂々と逃げていいと思います。相手はたいてい、ことばの通じないモンスターですから、話せばわかるなんて仏心は無用。いじめる側をケアするのは、いじめられたひとではなく、ほかの第三者の仕事ですから。
自分がされたらイヤなことは他人にもしない。シンプルなことだと思うのですが、たったそれだけのことが難しい。どうしてこんなにいびつな社会になってしまったのでしょう。
最近、ネットのニュースを見るのもなんだか憂鬱です(^^;)

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