ハコニワ

[日記・個人ブログ]

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36件のファンレター

単身赴任中の物語。一人になった自宅で、一人の世界に浸ります。

ファンレター

21話まで

昔「シムシティー」とかいう、町づくりのファミコンのゲームがあったと思うのですが、15話のタイトルのように、村山さんの実践もほんとに町づくりですね。
時折顔を見せる息子さんが、微笑みを誘います。
それにしても、この繊細な作業、現実の町づくりをする行政の方々も参考にしてほしいですね、日本の町並みって、イメージですけど、美しくないというか、行き当たりばったりに作りました、という感じで…。古い建物なんかに対する、「よく頑張って建ってきた」的な畏敬の念のようなものが、弱いような気がします。新しくて綺麗なものばかりが美ではないのに、などと思ったりします。

しかし、このような緻密な展開、読み終えた後、しばらく時間が経って、村山さんの作業を想い出すと、妙な気持ちになります。前を向いて行こうというか、オレもしっかりしようというか、微笑める気持ち。これは何なのでしょう、笑。
何かの縮図、凝縮された大切な何かが、「ハコニワ」の中にあるんだろうと一人で思っています。たぶん、言葉以上の何かのような…。

返信(1)

かめさん、有り難うございます。
ご指摘の通り、このまちづくり、楽しいのですよ。

ただ、現実と違うのは更地から始まることと、鉄道の存在が絶対的前提であること。
だから行政の計画よりは圧倒的に有利です。そして理想通りに進められます。

別の見方では、緩くテーマが決められた小説づくりと同じ。完成しなくても誰も困らないところまで…。
この辺、かめさんに以前コメントいただいたことと被りますが、そっくりすぎて自分でビビっています。

そんな作業を思い出しながら書いているのですが、その文章を読んでいただき、
更に「妙な気持ち」になっていただけるならば、これはもう、望外の喜びです。

終点がだんだん近づいておりますが、最後までごゆっくりお過ごしください。
引き続き、よろしくお願いいたします。