オペラを見て死ね!

[創作論・評論]

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67件のファンレター

何となく敷居の高い、オペラの世界。だけど分かるようになってくると、断然面白いのです!
というわけでチャットノベルで「物語」を、引用した動画で「歌や音楽」をお伝えする試みに挑戦します。芸術だからとかしこまらず、ツッコミ満載で楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
まずは親しみやすく、上演頻度の高い演目から。あくまで一ファンの立場からのご紹介で、内容は初心者向けです。よろしくお願いします。

表紙写真:パリ・オペラ座(ガルニエ宮)

ファンレター

10~13話まで

 間奏曲、優しくてピュアな感じですね。ドキドキする展開のカルメンにあって、おっしゃるとおり、この曲は一服の清涼剤。アルルの女用に作られたと聞いて、妙に納得しました。(メヌエットに共通する牧歌的感がある気がします)

 実は私も気になってカルメンの原作をちょっと調べてみたんです。要約を見ただけですが、なんじゃー、このホセは! アウトローのホセにびっくり。小説ならこちらも味がありますが、やっぱり曲を付けて限られた時間でドラマに仕立てるにはこのシンプルな「良い人でそのままミカエラと結婚していれば無難な人生を歩めただろうに、カルメンに出会って急転直下」キャラのほうが感情移入しやすくていいですね。脚本を書いた人の断捨離力に拍手です。

 「混ぜて! 切って!」の動画は「現代版カルメン」ですね、はすっぱな感じがなんか凄くはまってる。カルメンなら現代版見たいかも。(車の前のシーンはとてもカッコいいけど、後ろに浮かぶ四つ足の影は牛?)さて、次に出てくるのは誰かなあ。

 今回も、とーーーっても楽しませていただきました。メジャーな作品の中のニッチな見所に目から鱗がボロボロ~です!

返信(1)

不二原さん、いつもありがとうございます!
私もアウトローのホセにはビックリしました。ここまで非情な男だと、まったく可哀想だと思えなくなるし、
また闘牛士も正体不明の謎の男のままで、カルメンの心変わりの理由が分からない。
映画の方ではビゼーの曲が使われているかと思いきや、そうではなかったので、そこも寂しく感じました。
(それでもアカデミー賞を獲ったみたいなんですが)
改めてオペラの脚本は要点を的確に絞ってあるなあと感心します。
現代版カルメン、いろいろあるみたいですね。うまく演出ができていれば、現代版でも良いと感じられるかも
しれません。私もあの動画では、背景の四つ足の陰がよく分かりませんでしたが(笑)。
この物語、まだ二転三転するので、引き続きお付き合いをお願いします!