オペラを見て死ね!

[創作論・評論]

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67件のファンレター

何となく敷居の高い、オペラの世界。だけど分かるようになってくると、断然面白いのです!
というわけでチャットノベルで「物語」を、引用した動画で「歌や音楽」をお伝えする試みに挑戦します。芸術だからとかしこまらず、ツッコミ満載で楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
まずは親しみやすく、上演頻度の高い演目から。あくまで一ファンの立場からのご紹介で、内容は初心者向けです。よろしくお願いします。

表紙写真:パリ・オペラ座(ガルニエ宮)

ファンレター

第67話

一難去ってまた一難、まさか庭師が…。
でも、この庭師アントニオには酔っ払い(勤務中に飲酒できる?)のオジサンらしいちょっとユーモラスな味がありますね^^
そう言えば、『秘密の花園』でも、園丁ベン・ウェザースタッフが重要な役割を演じますが、目立たない存在ながら、けっこういろんなことをしっかり見ていたりするんですね、庭師って(笑)
ここで「押されていなかった印」が伏線回収的に出てきますが、この印だけで、いろいろつじつまの合わないところをごまかしてしまうのはちょっと強引すぎるんじゃないかしら、と思ってしまいますが、でも、もうここまで来ると、この強引なところも含めて「フィガロの結婚」の魅力なんだと思えるようになりました!←私もオペラの観客として成長した気持ち(笑)
でも、考えてみれば、いくら緻密に構成されたミステリーでも、物語として魅力がないものもありますし、登場人物が魅力的で展開が面白いのがやっぱり一番大事なのかな、とも思いました^^

返信(1)

庭師アントニオ、登場の仕方が唐突ですよね(笑)。そうそう、『秘密の花園』でも庭師が重要な役目を果たしていましたね。「庭」という場所で大事なこと(逢引とか)が行われることが多かったのかなーという気がします。
仰る通り、強引に解決に持って行くことが多いんですよね~、オペラって(笑)。小説だったら通用しないかもしれませんが、オペラの場合は歌と音楽の力で納得させられてしまいます。
「物語として魅力がないものも」という部分には考えさせられました。魅力的であることを求められるのは、エンタメ系だけでなく純文学でも同じかと思います。だけどずっと魅力的であり続けることの難しいこと……本当に何て高い山なんでしょうね(笑)!
次回で第2幕は終わりです。またよろしくお願いします。