【雑談】電波観測所

[日記・個人ブログ]

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111件のファンレター

夢のお告げ(嘘)で始めました。日記を書こうとしたら雑談になりました。不定期です。

ファンレター

読ませていただきました。

臍帯埋没療法はブラセポか否か~脱ステロイドについて~ 読ませていただきました。
書かれた佐久田さんはきっと、つらい作業であったかもしれないし、複雑な思いがよみがえってこられたのではないかと思います。
ただ私は、上質な物語を読み終えたような気持ちになりました。
ひとのいろんな想いが凝縮されていると思いました。
文章について語る資質をちっとも持ってないのに、えらそうに申し訳ございません。
喘息とアトピー性皮膚炎に悩まされ、いつもどこかで「羽目を外さないように」「はしゃぎすぎないように」と自分にブレーキをかけて過ごされた十代の佐久田さん。しんどくなる恐怖を抱えて生活するというのは、それがあるのとないのでは心の自由度が大きく変わるのではないかと思います。
お母様は佐久田さんの苦しみを取り除いてあげたい一心です。
それがわかるから、臍帯埋没療法の話が舞い込んできたときの率直な感想というか、感じ取っていた半信半疑な気持ちなど、伝えようもない。
そして、必死に治療に奔走してくれるお母さんに申し訳のないような、病気の自分はお母さんに丸ごと受け入れてもらえないんじゃないかというような悲しい気持ちを抱えて。
埋没療法を施した老医師の心無いことばに心底腹が立ちました。
そんなこと、あんたに言われなくてもまだ大人でもない佐久田さんは自分で情報を集め、実践し、少しでもよくなる可能性を信じて日々過ごしていたんだよ。

「ステロイドは劇薬」
「喘息は家族関係のストレスが原因」
そのどちらも、人を簡単に不安に陥れることばですね。
ことばはひとを救いもするけど簡単に苦しめることもできるとつくづく思います。

佐久田さんの左腕のHの傷にまつわる物語。
悔しい傷ですが、これまで佐久田さんの作品を読ませていただいて、そのテーマや切り口、落としどころなど、佐久田さんしか書けない鋭さというか目線を形作っているように思いました。
多くの人が善意のような色をした雰囲気や様々な雑音に紛れて見失ってしまいそうな、その事柄の「肝」のようなところを見逃さずに捕まえる、なかなかつかむことのできないしゅるしゅると動き回るしっぽを少女の佐久田さんがじっと視て、逃がさずにサッと捕まえるイメージが浮かびました。
以前のおじいさんとラジカセのお話の勇敢な佐久田さんも、今回のご自分の体に抱えたしんどい症状に毅然と立ち向かいなんとかしようとする佐久田さんも、そしてそうしながらもそっと心に傷を負っている佐久田さんも、児童文学のヒロインのようなんです。
そして、もっと少女の佐久田さんの瞳と思いを通して紡がれる物語が読みたいと思ってしまいました。
ごちゃごちゃ申し訳ありません。
要は、佐久田さんかっこいい。


返信(1)

しおむすびさん~(涙)なんて優しい言葉の数々……何度も読み返しました。ありがとうございます(>_<)
なんのオチも無い話を読んでいただき、あ、他の回も読んでいただいたんですね!感謝です。

この回、途中まで書いて難儀してしばらく放っておいたのですが、ふと再トライしてみて、書き終わったときはすっきりしました。
幼少期の消化できないような思いが、すーっと成仏できたように感じて。
ああ、思い返せば、しおむすびさんが親子関係の呪縛をじっと見つめ、自分の中で折り合いをつけようとして書かれた、胸に迫るエッセイがありましたね。そのエッセイから勇気をもらったように感じています。

しおむすびさんのお手紙は、その頃の自分に寄り添ってくれて、背中を「大丈夫だよ」と優しくさすってくれているようです。

いやいや、鈍くさくてぼんやりした子供だったので、鋭いところなんて無いです(滝汗)しおむすびさん、買いかぶり過ぎ~
私の人生、ずっとモブをやらせてもらっているので、「児童文学のヒロインのよう」との言葉にアワアワして取り乱しています。
(今現在も、会社ではステルス能力を発揮中)
私の少女時代は、面倒くさがりやで仮病を使っては、布団の中でマンガばっかり読んでいたような……ヤバイ。(^_^;)

お手紙とても嬉しかったです。温かく丁寧に気持ちに寄り添っていただき、ありがとうございました。