暗礁上の詠唱・真砂タウンガイド

[SF]

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44件のファンレター

地方都市、黒松県黒松市常世町。
大企業真砂グループの本社と先端半導体部門が移転し、自然あふれる最先端テクノロジータウンに生まれ変わった、通称真砂タウン。
夏休みに転入してきた少女を巡る、ガールミーツガール、ガールミーツボーイ。
一癖も二癖もある真砂会長の孫たちや、バーチャルアイドル仕立てのチャットボット「ナラティブ・リーディング・メロディ」との、夏休みイベントダイアリー。

ファンレター

13話拝読しました

 いつもはっきりしていて、表街道まっしぐらという川本さんの涙。そして、その訳。許せない、許せない、許せない。こういう事件の時に声を出して助けを呼べと言うけど、人前で声を出すことにどれだけ勇気が要るか。声を上げることは、自分がされていることを皆に知らせることでもあって、本当に無理に近い心理的な抵抗がある。で、それにつけ込む卑劣さ。突然空間に穴が開いて頭から食べられてしまえばいいのに、ってくらい怒りがわきます。最近はハンドサインもあるけど、皆に衆知されているわけではないし。やっぱり、そんなことをしでかす奴は厳罰に処して欲しい! 
 久しぶりに怒りに頭に血が上ってしまいました。
 女の子達が名前で呼び合うことにするシーンいいですね。受けた傷は、こうやって少しずつでも埋まっていけばいいなと思います。

返信(1)

不二原さん、一緒に怒っていただいて感無量です(涙)
そうですよね、そういう事態の時は驚きと恐怖で、声も体もすくんで固まってしまうと私も思います。サバサバした川本さんにはあまりショックを語らせなかったのですが、当事者でないとわからない屈辱ですよね。
この、受験生の女の子を狙った犯行というものは、犯行予告までして年々拡大しているらしいのです。自分のコントロールできない劣情で、他人がこつこつ努力してきたものを踏みにじる行為は、本当に許しがたい。もしかしたらこれをきっかけに、明るい未来、可能性を奪ってしまうかもしれないのにと思うのですよ。なにか対応策が見つかれば……
不二原さんの怒りが、川本さんに寄り添っていただいたように感じ、報われた気分です。
ありがとうございました(>_<)