こどものじけん

作者 羽庫ふみ

[学園・青春]

113

8,893

7件のファンレター

更新中エピソード:「美鈴(ベル)の完璧な世界」
最新話は㉑ 。4/26 21:00 公開。
次の更新から最終局面です。ようやくここまで来た……。しばらく、細部の仕上げより、先に進むことを優先して突っ走ろうかな? と思っています。
和解もスカッともないけれど未来はある、そういう流れにしたいなぁと思っています。自分なりの挑戦。

==========

こどもたちの日常におこるプチ事件。日常ときどき不思議風味。長めのエピソードが出てきたので、タイトルから「短編集」を消しました。

※続きを書きつつ、メンテナンス中です。構成など少々変わるかもです。
※ゆっくりとした更新になります。思い出したときに覗いていただければ。
※自分が書けるものを探ったり増やしたりするために取り組んでいる、筋トレみたいな作品です。

ファンレター

事物たちの各視点に対する愛着

最初のエピソードから追っていくと、段々と、現実でこどもたちとなんらかのかたちで関わっていないと書けない物語になっていくのが好きです。登場人物のそれぞれのまなざしが、(ある程度ミックスしていても)モデルになるような出来事や人物がいるんじゃないかな、というくらいに、繊細な感情の機微を描きだしているのですよ、特に美鈴の物語になってから。また、この作品は「こどものじけん」と名指すくらいだからだいぶ「大人としての作者からの視点」が入っているのかな、と思っていたのですが、正しいとか間違いとかを対置させる安易な方向とは違っていて、作者が登場人物ひとりひとりに愛着を持っているのだな、と感じました。そうだよなぁ、文芸書ってこういうものだよなー、とあらためて考えるきっかけになりました、ありがとうございます。続きが楽しみです。

返信(1)

成瀬川るるせさま

お読みいただき、コメントまでいただき恐縮です……!
るるせさんには「書いても読んでも鋭い人」という印象を持っております……!

そうなんです。このシリーズは、身近にいるこども(家族)やその友だちが経験したこと、保護者同士の付き合いで伝わってくるあれこれ、また、自身のこども時代の記憶などを混ぜて物語にしてみよう……というのをスタート地点にしています。なのでモデルがある(混ぜたりバラしたり弄りまくっていますが)というのは実はその通りなのです。
愛着を感じる、というのもその辺りに関係していると思います……。

また、こういうタイプの物語は、「大人の一方的な視点」から書いてしまったら「敗け」なのでは? と、思っていまして、そうならないように毎回戦っている感じです。
るるせさんからコメントをいただいて「少しずつイメージ通りに書けるようになってきたのかも?」と励まされました。

続きも頑張ります……!