オペラを見て死ね!

[創作論・評論]

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67件のファンレター

何となく敷居の高い、オペラの世界。だけど分かるようになってくると、断然面白いのです!
というわけでチャットノベルで「物語」を、引用した動画で「歌や音楽」をお伝えする試みに挑戦します。芸術だからとかしこまらず、ツッコミ満載で楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
まずは親しみやすく、上演頻度の高い演目から。あくまで一ファンの立場からのご紹介で、内容は初心者向けです。よろしくお願いします。

表紙写真:パリ・オペラ座(ガルニエ宮)

ファンレター

39,40話拝見しました

「獣様のお通りだ」この新演出クールで素敵ですね。青いライトの下、紙吹雪の赤が血のようで、凄惨な美しさにうっとりしました。そしてエディータ・グルベローヴァさんのドラマチックな歌声に驚嘆。早い部分に華麗な演出を付けたものを「コロラトゥーラ」って言うのですね。(初めて聞いたのでネットで調べました)それにしても、寝姿でここまでの声が出せるって、どんな腹筋っ!
 それにしても椿姫の最期が、まだ少し救いのあるもので良かった……。いや、かえって残酷なのかもしれないけど、私はこのラストの方が好きです。オペラの台本の作者にありがとうと言いたい~。
「椿姫」見所や裏話を教えていただいたおかげで、ラストまで興味深く完走できました。
 そして、次のオペラはコミカル? 来年の楽しみができました。
 次回はヴェルディの他のオペラのご紹介ですね、ワクワクしながら待っています。
 でも、年末にさしかかるのでくれぐれもご無理なさらずに!

返信(1)

不二原さん、『椿姫』ラストまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
本当に、少し救いのあるラストシーンの方がこの場合は良いですよね。舞台ではあまりに「リアリズム」だと、暗い気持ちのまま帰路につくことになっちゃいそうです(笑)。でも仰る通り、ヴィオレッタが「まだ生きられる」と思い込んでしまうあたり、かえって残酷と言えなくもありません。彼女は最後に幸せを噛み締めたのだと、その点のみを注視したいです。
「コロラトゥーラ」については27話にもちょっとだけ出てきておりますので、よろしければ再度覗いてみて下さい(用語の解説は、今後も入れていく必要がありますね)。
ヴェルディのオペラは、どれも「代表作」クラスなので迷ってしまいます。またお付き合い頂けると幸いです。