人工惑星ノア

人類のエゴ


*第9回星新一賞落選作の改編です。

ファンレター

初めまして

佐藤子冬と申します。
村山先生の著作は初めて拝読させて頂きました。
「人工惑星ノア」と見てキリスト教系の物語かと思い、拝読するとSFでした。
しかし、良い意味で裏切られました。適度な文章に人類の保護の過程が描かれており、楽しませて頂いています。
実際の地球のパワーバランスと異なり、中華が発言力が強い構成も納得です。
地球とは違う歴史を歩み始める純人類。保護を名目とした壮大なゲーム理論の実験場ではないか、などと読者の方々の想像力を掻き立てる構成力は学びになります。
何だか拝読していると本当に落選作なのかと勘繰りたくなる様な素晴らしい小説だと感じます。一つ一つが精緻に創られた小説だと思います。
今後も時間がある時、拝読させて頂ければ幸いです。

返信(1)

佐藤子冬さん、初めまして。「人工惑星ノア」を読んで下さり、また感想もいただき有り難うございます。

星新一賞落選SFですが、改編しており6話時点で既に所定の字数をオーバーしています。
もしこれがある程度の評価をいただけるのであれば、削るべきものを間違えている等あるのでしょうね。
佐藤さんや皆さんからご意見をいただきながら、ここで勉強していきたいと思います。

佐藤さんはキリスト教に基づいた作品を手掛けられていますよね。
そのような方には、むしろ申し訳ないタイトルかもしれません。
SFのいいところは、突拍子ないかもしれない発想を現実に当てはめて空想できることだと思っています。
人類、なんだかやり過ぎだろ? と思うことはしばしばで、
これまでいくつか拝読した佐藤さんの作品でもその点は指摘されている所だと思います。
改めて貴作にも触れさせていただきたいと思います。

有り難うございました。
引き続きよろしくお願いいたします。