オペラを見て死ね!

[創作論・評論]

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67件のファンレター

何となく敷居の高い、オペラの世界。だけど分かるようになってくると、断然面白いのです!
というわけでチャットノベルで「物語」を、引用した動画で「歌や音楽」をお伝えする試みに挑戦します。芸術だからとかしこまらず、ツッコミ満載で楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
まずは親しみやすく、上演頻度の高い演目から。あくまで一ファンの立場からのご紹介で、内容は初心者向けです。よろしくお願いします。

表紙写真:パリ・オペラ座(ガルニエ宮)

ファンレター

52~54話まで拝見

 52話の動画、ケルビーノの「自分で自分がわからない」を聞いて、ああ本当に声って楽器だなあと惚れ惚れしました。4人のドタバタ劇にも笑いましたが、そのドタバタの最中にも歌がとても綺麗だというギャップにも笑いました。(松竹新喜劇の台詞がオペラ調になったような気分)伯爵の頭も、そしてバジリオ先生の後ろピョンの髪型もインパクトがありました(笑)
 そしてイスラエルの動画にも大・大・大笑い(笑っていいのでしょうか、マジ歌なのに……)伯爵が現われたときに風を吹き付ける細かい演出がツボに入りました。そしてあの乗馬用の鞭みたいなものでちゃっかりスザンナの足を触るシーンも、演出家イケイケですね。こんなシーンなのにハーモニーが凄く綺麗。(ここ笑うとこ? 聞くとこ?)5:17のところで、伯爵のノリノリ演技に、スザンナ役の人が思わず笑いをこらえているように見えました。(舞台の上で演者は笑えないので、これは辛いだろうな)この動画では思いっきり『喜劇』を堪能させてもらいました。今でこそ「フィガロの結婚」はストーリーも皆知るところの古典ですが、きっと往時の人々はフィガロのドタバタで大笑いしたのでしょうね。しかし、よくこのような動画を見つけることができますね、発掘力に驚嘆です。
 そして、つばめさんの創作一言つぶやきも入っていて(私これやってるかも、とズキっとしました)盛りだくさんで楽しい3話でした。
 いつもエッセイを楽しませていただいていますが、つばめさんの創作される話も大好きなのでそちらも楽しみにしています。つばめさんは入魂して作品を作り上げられる方なので、どうか無理されないように、くれぐれもご自愛ください。

返信(1)

不二原さん、いつもありがとうございます! そう、この演目は演出で思いっきり「おふざけ」が入ることがあるので、そこが一つの見どころなんだと思います。東京二期会のはヘアメイクでもかなり遊んでいますよね(笑)。
イスラエルの動画、5.17見ました! ほんとだ、スザンナが笑いをこらえてる(笑)。この人たちはお笑い芸人ではなく、普段は真面目なオペラもやる歌手ですもんね。ちなみに体を楽器にするまでには、相当の年数をかけて筋肉を鍛えないとダメらしいですよ。
海外の動画を探す時には、その国の言語で検索するのが良いのではないでしょうか。オペラの場合、日本語で探しても「使える」動画はなかなか見つかりません。このあたりは私もまだ模索中なんですけどね(笑)。
「神視点」は、小説でも古典作品には出てきますよね。だから絶対に駄目とまでは言えないんでしょうけど、読者を置き去りにしがちなので、一応「小説の書き方」系の本には駄目と書いてあります。新人賞に応募、なんていう時には要注意かも。
創作……そう、最近はなかなか難しいんですよ!(次は書評を出すつもりでした) 仰る通り、懲りずにまた書いてみたいと思います。