泡夢の記

[歴史]

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お殿様と家臣がケンカしちゃったら?

そりゃもう、大変ですよ。国が滅びるような大問題。幕府にも内緒にしなくちゃ!
だけど今の徳島県では、本当にそういうことがあったのです。正義感の強過ぎるこのお殿様、果たして皆さまに共感してもらえるでしょうか?
主人公は、名前の残っていない側室の女性に。知られざる郷土史の一つです!

(主要参考文献)
笠谷和比古『主君「押込」の構造 近世大名と家臣団』講談社学術文庫
石躍胤央ほか『徳島県の歴史』山川出版社
徳島県史編さん委員会『徳島県史 第一巻』徳島県
同         『徳島県史 資料集』
三宅正浩「藩政改革の政治構造」『史林』史学研究会 2007

※書影は、Canvaで作成させて頂きました(作者の写真ではありません)。

ファンレター

24話まで読了

お殿様とお楽の細やかな情愛と、それが嵐のようなもの変わる「一瞬の夏」。すごく素敵な章でした!祭りの狂騒に酔ったような余韻がいつまでも残ります。
でも、「作品紹介」を見ると、最後に待っているのは悲劇のようで、今からもう辛いです…ううっ(TT)
今だって、殿の置かれている困難な状況は、お楽を通してよくわかります。それこそ、見ざる聞かざる言わざるで「馬鹿殿」を演じていれば安泰なのでしょうが、そうできない人がいる。言わば「醒めてしまった人」の悲劇なんでしょうか。続きはもちろん楽しみなのですが、待っている結末を知るのが怖い。そんな複雑な気分です。

返信(1)

「一瞬の夏」の余韻を三奈乃さんに味わって頂けて、こんなにうれしいことはありません(涙)!
でもそうなんです。歴史物って暗い部分と切り離せないところがありますが、この作品も破滅に向かっていくところがあるのでそこが重いですよね(笑)。結末が暗くとも、明るい気分になれる物語はあるので、その辺を目指して行きたいと思っています。
しかし、はたと気づきました。歴史物は重厚長大だからなかなか読まれない……と思っていましたが、そうじゃなくて、読んで暗い気持ちになるのは嫌だな、と思われているのかも。「作品紹介」も、もう少し工夫してみます。ありがとうございました^^!