もっと『闇の左手』~ゲセンへの秘密の扉~

戯曲『闇の左手』の原作小説(アーシュラ・K・ル=グウィン著)は、ひじょうに複雑ですばらしい世界観に基づいています。私の戯曲だけではものたりないという方々と、原作への愛を共有するために、もととなっている引用部分の資料集のコーナーを作りました。翻訳は私のオリジナルです。
アクセスしづらい形になっているページもあり、ご不便をおかけしますが、とある事情のためなので(詳細は「はじめに」をご覧ください)、お許しいただければ幸いです。(スマートフォンでもダブルタップで入れます。)

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本当に贅沢!

「『NOVELDAYS』に登録してよかった!だってこんな作品を読ませていただけるのだから」、本当にそう思います。なんという贅沢なことか…この作品を私たちが読ませていただくために、どれだけの語学力、知識、日本語力、それから時間と体力が必要とされるのか。それを考えると、なんだか茫然としてしまいます。翻訳というのが、外国文化受容においてどれだけ大きな意味を持っているかということを改めて感じました。私たちは本当に、いい翻訳をして下さる方に対してどれだけ敬意を払ってもまだ足りないんですよね。
未村さんが心を込めて訳された一文一文を、じっくりと読ませていただいています。「さらに雪を踏み分けて、奥へ」この言葉、ぴったりですね。この未村さんの訳文を読むと、本当に自分が極寒の惑星にいる気持ちになって、読み終わっても暫くは自分が暑い台湾にいることを忘れてしまっているのです。
また、翻訳というのはある意味、翻訳者と原作者の精神の戦いでもあるんだなと思いました。「さらに雪を踏み分けて、奥へ」前半の6-4の訳註で、「ル=グウィンさんにお会いしたときにおそるおそる訊いてみたのですが、にこにこするだけで答えてくださいませんでした。」と、未村さんはさらりと書かれていますが、これはル=グウィンさんと未村さんという二つの精神が火花を散らす場面のような気がしました。もちろん、その場の空気はとてもなごやかで、ル=グウィンさんの笑顔もやさしかったのだと思いますが…。
こんなすごいお仕事を読ませていただいて、感謝しかありません。

返信(1)

いや本当ほめ過ぎですて(汗) 私から見たら中国語を読みこなせる三奈乃が眩しいですよ!(←漢字ダメな人)それにいまは何でもネット検索できるから、これ五十年前に訳した方には本当に頭が下がるんです。ほんっとうーに華麗な原文で、は?ロベリン?フュージョンパック?ああ橇の用語はランナーにハーネスって片仮名でいいのね、えー何か禅ぽい用語出てきたんですけど??とか、とか、辞書と首っ引きなんていうのを超えてネットでいくつもタブを同時に開いて必死です。楽しいですけどね。
まだまだ先は長くて、いま体力も気力も低空飛行でほんと自信ないのですけど、少なくともいまアップしている分は下書きがあって、みがいて出せばいいのでなんとか進めています。ゲンリーとエストラヴェンが本当に素敵な人たちなので、彼らにめんじておつきあいいただければ幸いです。それとね、そう、これから暑くなりますから、氷点下のお話涼しくていいですよ! 私はこの小説を読んでからテレビでも極地絶景ドキュメンタリーにはまりました。(^o^)