オペラを見て死ね!

[創作論・評論]

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67件のファンレター

何となく敷居の高い、オペラの世界。だけど分かるようになってくると、断然面白いのです!
というわけでチャットノベルで「物語」を、引用した動画で「歌や音楽」をお伝えする試みに挑戦します。芸術だからとかしこまらず、ツッコミ満載で楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
まずは親しみやすく、上演頻度の高い演目から。あくまで一ファンの立場からのご紹介で、内容は初心者向けです。よろしくお願いします。

表紙写真:パリ・オペラ座(ガルニエ宮)

ファンレター

これは必見です!(第43話、拝見しました)

『イル・トロヴァドーレ』荒唐無稽だけど、ドラマチックな設定ですね。最初は「んなわけない」という感情を持っても、舞台の上で皆が演じているとその世界観に引きずり込まれてしまいそう。なんとなくそういうところは歌舞伎に似ています。さすがヴェルディ、曲も物語にぴったりの雰囲気でした。このストーリー、興味があるのでまた調べてみたいと思います。(ハマるかも……笑)
 で、「ナブッコ」。
 いつも面白く見せていただいているのですが、今回はそれに加えて涙がにじむほどの大感動でした。な、なんですか、あの動画。まさに必見!じゃないですか。
文化を守ろうとする人々の叫びと、オペラの演目が重なって、そしてリッカルド・ムーティがやや考えた上で決断する。「生」の大迫力です。時と空間を越えて、あの劇場に満ちた一体感が伝わってきました。ムーティさん、名前は知っていましたが、粋ですね。そして、この曲もメロディーは知っていましたが、こんなドラマを持った曲だなんて全然知りませんでした。
「行け、我が想いよ、金色の翼に乗って」の訳を調べてみたら、なんとまた叙情的でそして心が奮い立つような歌詞ですね。今までこの曲を「優しくて綺麗」(ちょっと退屈)としか思っていませんでしたが、今、違った曲のように聞こえています。読ませていただいて本当に、曲のイメージががらりと変わる体験をさせていただきました。
 次も楽しみにしています。ただ、一話一話見応えがあり、すごく熱意を込めて丁寧に作り上げられているのがわかります。くれぐれも無理されないでくださいね。

返信(1)

不二原さん、いつもありがとうございます! そうなんですね、歌舞伎も似たような部分がある……何だか納得です(笑)。古典を繰り返し上演する伝統芸能の世界って、似たようなところがあるのかもしれませんね。
『イル・トロヴァトーレ』、波乱万丈で面白い物語です。ヴェルディはこの作品、劇場側の依頼ではなく自分から進んで作ったそうなので、それだけの思い入れもあったんだろうと思います。不二原さんの「ハマる」ポイントをもし見つけられたら、ぜひ教えて下さい^^。
そして『ナブッコ』。今朝たまたまテレビを付けていたら、まさにこの曲が流れてきて驚きました(ある町で古い蔵を使い、オペラ公演をやっているという話題だったようです)。苦しいけれど頑張ろう、といったシーンにぴったりの曲なのかもしれません。
お気遣いありがとうございます。不二原さんはむしろ年末年始に執筆されるのでしょうか? やっぱり、無理をされないで下さいね^^。