イワン・イリイチの死因
トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』(望月哲男訳 光文社古典新訳文庫)を使用しました。
死に至るまでの心の動きと、死にゆく人の周辺を描いた名作、『イワン・イリイチの死』。そちら方面ではなく、イワン・イリイチの身体的な病名を考察してみたいと思います。
最終診断は、別の物語にしてあります。
別の解釈は歓迎です。
また、難しいところや疑問点に関するご質問も、お待ちしております。
よろしくお願いいたします。
ファンレター
有り難うございます
おはようございます。
内容が専門的で、私にはよく分からないままに読んでいました。難しくとも、興味深い内容でしたから。
今、読み終えました。私の解釈が間違いなら申し訳ありません。自信がなくて迷いましたが、やはり読後感を書かずにはいられません。
最初に怪我をしたところの傷に、口のなかに普通にある菌がついて、それが全身に広がったということでしょうか? そして、もともと糖尿病だったことに影響されたのですか? そう言えば、糖尿病のかたは化膿しやすいと聞いたような気がします。怖い、と思いました。
無学な私なのですが、この作品に関心がありまして、最後まで読ませて頂きました。
素晴らしいです。
有り難うございました。
返信(1)
morecharmy0915さん、最後まで読んでいただき有り難うございます。
そしてご質問も嬉しいです!
こちらが意図したところは、morecharmy0915さんの解釈通りです。
糖尿病だと、血管が脆かったり、感染が重症化しやすくなりますが、
たまたま入った口の中の普通の菌(虫歯・歯肉炎から入ります)が、
血流の悪くなった怪我のところに居ついた、という説を取りました。
そこから全身に波及。最後は血の塊が肺の一部を詰める、というストーリーにしました。
おそらく社会的に裕福な方であろうイリイチ氏には糖尿病になっていただき、
かつ文豪が登場させた医師たちをヤブ扱いする内容ですので、まあ、一つのフィクションとして……。
分からないと読まなくなってしまうことも多いと思うのですが、
それを越えて最後までお付き合いいただき、感謝してもしきれません。
有り難うございました!
そしてご質問も嬉しいです!
こちらが意図したところは、morecharmy0915さんの解釈通りです。
糖尿病だと、血管が脆かったり、感染が重症化しやすくなりますが、
たまたま入った口の中の普通の菌(虫歯・歯肉炎から入ります)が、
血流の悪くなった怪我のところに居ついた、という説を取りました。
そこから全身に波及。最後は血の塊が肺の一部を詰める、というストーリーにしました。
おそらく社会的に裕福な方であろうイリイチ氏には糖尿病になっていただき、
かつ文豪が登場させた医師たちをヤブ扱いする内容ですので、まあ、一つのフィクションとして……。
分からないと読まなくなってしまうことも多いと思うのですが、
それを越えて最後までお付き合いいただき、感謝してもしきれません。
有り難うございました!