第17話:村に入居者を誘致と空き屋の再利用

文字数 1,559文字

 また、長期リース、週、月、年単位の利用のシステムを解りやすく載せていた所、アートのグループの利用、24時間の電話・コールセンターの利用などの引き合いがあり、合計15軒の事業所が開設された。更に、東京・橫浜の中心部の区や市の保養所として活用されるようになり、かつての豪華ホテルの跡地利用として、利用された。

 村役場で予約受付して施設のメンテナンスを加藤末吉と仲間達で行っていた。そして、村の宿泊施設では、最近、中高年のために、カラオケ部屋を4室作り、カラオケ歌い放題、飲み放題、イノシシ鍋、温泉優待付きなど、パックツアーを企画して、平日は、土日の20%引きのプランをたてて、お客獲得の作戦をとり、経営を維持する対策を矢継ぎ早に立案していた。

 そして村役場で温泉とマッサージ、エステと組み合わせたパックツアーが立案された。相模原、厚木、八王子でマッサージ、エステ、整体をしている人に電話をし、この企画を伝え部屋を安い料金でレンタルすると連絡すると平日と土日に開設したいと言う人から連絡があり10人が、曜日を変えて、こちらでマッサージ、エステ店を開店した。

加藤一郎村長が、過疎化で嘆いてる暇があったら、知恵を絞れ、自分の仲間を誘えと、村役場の職人に、毎日、訓示していた。やがて、2007年が終わり、2008年を迎えた。そうして、サブプライムローン問題が世界中で表面化しリスクオンのとなり遂に2008年9月15日、リーマンショックで、アメリカの金融機関の大型倒産が危惧された。

 この影響で、村が、用意した新しい戸建て住宅を契約を解除したいと言う人が20世帯も出てしまい、やむを得ず、承諾するはめになった。そして2008年、初めて人口減少となった。そこで翌年、空いた戸建て住宅が18軒と高齢世帯の空き屋を所有者の子供と相談し格安な金額で賃貸または、販売してもらい村内で購入者をを募集すると、ほぼ全ての空き屋が売れた。

 その空き家が31軒もあった。その空き家を改修できるかを調べて、村長が、個別に改修費用を加藤末吉に算出させた。すると100万円から2千万円まであり総額で1億8千万円で工期は2年かかると言われた。その明細資料を村議会に提出。その書類を村長が村議会にかけて検討した結果、修繕費用の少ない家から直す事になった。

 その後、もっと多くの人達が、この村に移住してくれるように、月5万円の家賃で戸建て住宅を提供する条件で募集をかけることにした。ただし、応募者については、必ず、面接して、不適格者は、入村させないことを決定。2009年に空き家の修繕費用として、1億円の予算を立てて加藤末吉と仲間達で、早速、修繕に取りかかった。

 2010年になりインターネット広告で先着50家族、5人以上の家族に子供の高校までの教育費、給食台、医療費を全額村が補助し、月5万円で4LDKの戸建て住宅を貸すという広告を出した。2009年1月1日に広告を出すと、3月中に、子供3人の家族が30組が決まり、子供が2人の家族が20組あり、合計50組が決まった。

 役場で、各家族と、面接して、不適格な家族が10家族いて、その後、再度募集し、6月末には、全部の新入村者が確定した。一方、外貨投資の方では、急激な円高となり2008年に豪ドルが日本円に対して急降下しはじめ、2009年1月に1豪ドル58円となり、5.8億円で
1千万豪ドルを購入した。

 2011年1月12日、寒い朝、加藤タネさんが、朝、加藤吉宗を起こそうと、声をかけても反応がないのを不思議に思い、加藤末吉と里子さんを呼んだ、末吉が父の脈をとると、脈がないと言うと、里子さんの脈がないと確認された。そして、加藤一郎、次郎、一美、夏子に死亡の連絡をすると、30分で一郎が、1時間半程で、次郎が来た。
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