三章 六点リーダー

文字数 406文字

〔後の先:新事実〕
作間藤三郎は春終わりから、ふえはじめた変死体について調査していた。蛇崩町では水騒動よりまえから、不可解な事件が起きていたのである。
〔間四件の一:目的文〕
別府はひとまず、水騒動の調査に専念することをきめた。炊馬経子に藤三郎が殺されたあとの大村家の対応をきいた。経子は不満をもっていないと答える。
〔間四件の二:観察文〕
別府と未堂棟は経子とわかれた。宿屋にはいった。いい部屋だった。宿屋の一室から蛇崩池と下屋敷を見た。しばらく休んだ。
〔間四件の三:状況文〕
宿屋の主人から関係者の補足情報をきいた。作間藤三郎の血縁者は、みな、大村家に恨みを抱いていることがわかった。
〔間四件の四:観察文〕
別府は眠りから目ざめた。轟音が鳴り響いていたからだ。別府は外を見た。蛇崩池の水門が壊され、大水が下屋敷を襲っていた。倒壊していく光景を目のあたりにした。
〔先の後:疑問〕
いったいどうして、蛇崩池が氾濫したのだろうか?
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