女の子の正体は……
文字数 479文字
はぐはぐはぐ！
いや、そんな急いで食べなくても……
ふぇ？
あ～……うん、とりあえず顔拭いてあげるからおいで？
タオルで顔を拭ってやる。
んむっ！
…………口の周りどころか、目やおでこまでべたべたになってるし
あの、ごちそうさまでした
あ、うん
みると、皿の上のケーキが無くなっていた。
自分の体と同じサイズのケーキを全部食べたのか…………
…………それで、君は一体な
わ、私は、えーっとえーっと……
『愛の妖精ぷりちぃ☆らぶりん♪』
ちゃんです！
あ……あの～？
…………ごめん
『君は一体何でそんなに小さくなってるの？ 愛美ちゃん』
って続けようと思ってたんだけど……
姫宮愛美：
うちの近所に住んでいるおとなしい女の子。
彼女が生まれた時からなにかと接点があり、それなりに仲はいい……はず。
あ、この春中学生になったばかりの１２歳。
………………ほぇ？
～～～～っ！！？
あ、ちょ！ 愛美ちゃん！？
愛美ちゃんがまた壺にこもってしまった。……やっぱりあの状況で名前を呼んだのはまずかっただろうか。
