ここまで読み終えたあなたへ

　殺人事件の証拠はすべて揃いました。

　数多のミステリー小説で行われた「読者への挑戦」イベントです。
（私の敬愛する横溝正史さんにも『蝶々殺人事件』で同じイベントがあります）

　ここから先は謎解きのお話になります。

　皆さんは犯人がお分かりになりましたでしょうか？

　もし犯人が分かった方は以下の項目にチャレンジしてみてくださいね。

　●単独犯か複数犯か？
　●犯人の動機はなにか？
　●殺人はどのようにして行われたか？

　上に挙げた例は、あくまで謎解きの一部です。

　最初はまず犯人を特定することに力を注いでください。

　物語では「玉川理恵子」が警察へ自首した所で終わりました。

　……つまり、時間はそれほど残されていません。

　この挑戦を受け取ったあなたは、今から「三十分以内」に事件解決に至る推理を披露しなければならないのです。

　間違った答えを言えば……結果はご存知ですよね？

　中には「犯人に納得がいかない」と言う方もいるでしょう。

　間違った答えも物語の一部ですし、作者のまったく予想できなかった犯人像を推理する人がいるかもしれないため、また違った楽しみ方ができると思います。

　それでは推理が終わり、続きのお話を読む準備ができましたでしょうか？

　真説『鬼の眠る場所』、最終幕までどうぞお楽しみください。