自分が上手くいった意外な営業先

文字数 2,826文字

 比較的、盲点をついた所、意外な営業先と思われる所、書いて見ます。

■雀荘

 チェーン店等はどうだか分かりませんが、個人経営をしていそうな所はいける可能性がある。って、比較的年の人が多いんですけどね。

 たまたまなのですが、雀荘の駐車場に車を無断で止めていて、ボロクソ文句を言われた事あるんですね。とにかく、すいません! と、平謝りで許して貰い、次の日に「先日は申し訳ございませんでした!お詫びに粗品を持ってきました!」と、飴をひと袋持っていったら「あら!悪いわねぇ。あ、飴じゃないの。お客さんに配れるから助かるわ〜」となり、それから1ヶ月単位にて飴を届けるようにしていたら「そういえば、丁度保険を見直そうとしていたんだけ
ど」という話に発展。

 雀荘自体、自分にとって今までなじみがない所で、麻雀自体もそんなに詳しくないので、ここを中心に回るという事はしませんでしたが、飴という強力なネタが使えるので、案外有効なのではないでしょうか?

 なお、雀荘からは2ケ所より保険を頂きましたが、もう1ケ所は雀荘の目の前においてある車に警察が駐車違反のキップを切ろうとしていたので「あ、可哀想だから、一応声をかけておいてみるか⋯」と思い、雀荘へ。駐禁の事を教えたら「おう、兄ちゃん、ありがとな。お礼に飲み物でも奢ってやるよ。お〜い、ビール持ってきてくれや!」と、昼間からビールを飲まされ、そこで色々会話。そこからは、例の如く飴を持っての訪問、と。

 雀荘に限らず、この駐禁の事を教える為、飛び込むというのは非常に喜ばれます。案外自分がよく使用した飛び込みの手段ですね。是非、これは実行してみてください。


■個人経営での喫茶店

 これはサボリ(?)より発展していった自分の代表的な(??)営業先です。

 いつのまにか喫茶店を拠点として飛び込みへ! という流れが自分の中に出来ていました。

 何人かに教えましたが、少なくとも実践できた人は1人しかいなかったです。正直、果たしてどれだけこの手法を試してみたい人がいるか疑問ですが──取りあえず書いておきます。

 まず第一段階である「ママさんもしくはマスターと仲良くなる」で躓くみたいですね。

 そんな大した事ではないんですよね。毎日同じ席で(マスター・ママさんの近くの席)お茶をのみながら日経を読んだり保険設計書の整理(まねごとでも可)をする。

 で、帰りは必ず領収書を書いて貰う。名前を言わなくても書いてくれるようになるのに大体3〜5日。

 で、朝10:00、12:00、14:00、16:00と各時間に通い、ヒマそうな時間を探ってておく。

 名前を覚えてもらってから、ヒマな時間にいき「この時間って案外人いないですよね、いつもは賑わっているのに」と話し掛ける。(ここでいう「名前を覚えてもらった」というのは、領収書をお願いした時、こちらから名前を言わず、ササっと自分の名を書いてくれた時、と自分はしていました)

 これでほぼ確実に「グワ〜」と話し掛けてきてくれる。(って、話をしてきてくれない所は自分は他あたっていた)

 それからはたびたび「飴」等をひと袋ドンともっていったりして交流を深める。

……こんな完璧(?)なマニュアルがあるのに殆ど誰も実践しなかったですね。漫画読んだり、複数人でいったり、通わなくなったりして途中で挫折してしまう、と。

 とりあえず、もう少し。

 自分自身、喫茶店はかなり有効な職域と思っていました。なにせ、喫茶に来た客のみで1ヶ月20件程契約をまとめた事ありますし、仲良くなると勝手にママさん等が紹介してくれたりしますから。

 なお、様々なパンフも置かせて貰ったり、名刺をレジに貼っておいて貰う、自分専用(?)の席の確保、さらには無料でたまにコーヒーや昼飯を食べれたり等、喫茶は使えます。

 流れはこんな感じ。

step1:ママさんと仲良くなる
step2:昼間のランチ手伝う(料理運び)
step3:名刺配り&ママさんの突っ込み

 黄金パターンでしたね。これで企業保険(会社の社長が常連だったのを紹介して貰った)等も契約を取りましたね。

 で、クロージングをあえて昼飯後ぐらいの時間にこの喫茶にてやる。(案外サクラも使用した) そうすると、そこでヒマそうにしていた人が「ちょっと聞きたいんだけど」と寄ってくる。気が付くと、何故か「保険講座」みたく5人程ギャラリーが出てきて⋯と、こんな流れです、はい。

 シャレでやってみて下さい。

 まぁ上手くいかなかったとしても「話のネタ」にはなりますからね笑 サボる為ではなく、いかに切り込むか(詭弁かもしれませんが)、こういう筋があるんですよね〜。


■店鋪の店員

 そこいらの服屋さんとか、土産屋さん等、少なくとも自分にとっては穴場と化していました。

 なんてったって、他の保険屋さんはおろか、営業自体が来る事は殆どない環境。店鋪を1人にまかしている所なんてあったら、もう涎ものです。

 やはり1人というのはヒマなのか寂しいのか、かなり短期間にてかつ、高確率にてなじみが出来ます。(要するに仲良くなれやすい)

 特にモノは持っていかなくてもOK。話し相手となってあげる、という感覚にて定期訪問をしていけば⋯⋯

 様々な店鋪の店員を自分は顧客にしましたが、なんといっても最大のメリットは「モノが安く買えたり貰えたりする事」でしょうね。自分の興味のある分野方面なら、なおオイシイ市場でしょうね。


■他社の保険屋、自社の他の営業所の保険屋さん

 前述済ですが、再度。滅茶苦茶盲点的市場でしょう。一見、絶対に保険に結びつきそうにないと思われるでしょうが……はい、全ての人がずっと保険屋を続けていくという訳ではないんですよね。中には、辞めていくという人も多いのですよね。

 不思議なものでして、違う会社の人、違う営業所の人という方が安心するのか、自己の保険の加入はおろか、保険の紹介をしてくれたりと、かな〜りオイシイ事となります。

 大体辞めていく人の大半は「保険の仕事が嫌い」という事ではなく、大半が会社との衝突・上司との衝突、ノルマが苦痛等の理由だったりするんですよね。

 よって、自分が敵ではないという事さえ相手が思っていてさえくれれば、以後は非常に強い味方となり得るのですな。

 こういう事もあるので、自分は他社の人や、違う営業所の人と定期的に会っていたりしました。他社の人は情報交換という大義名分がありますし、自社の違う営業所の人の場合は自分が拠点としている喫茶店を紹介してあげれば、放っておいても居着くようになりますから笑

 当然、注意する点としては、「辞めた後、自分に保険の紹介等してよね〜」等という下心は絶対に見せない事でしょう。

 辞めてからの手法は前述通りなので略。確実とはいえませんが、テリトリーに入れてしまえばホント有効でっせ。既にこれ、やられている方もいるでしょうが、もしまだこういうネタがない人、是非お試しあれ。
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