営業センスは保険営業に必要?

文字数 1,689文字

 営業センスという言葉、聞いた事ありますか?

 自分が学生時代、某英会話教材の営業のバイトをやっていた際、2人1組にされ以下のようなロープレをやらされました。

「ここにあるボールペンを1,500円で買わせるよう互いにロープレしてみろ」

 一流の営業マンというのはどんなものでも「買いたい」と思わせる事のできる人である、そんな事を聞きました。人を惹き付けるトーク、話し方のイントネーションの付け方、説得の仕方 etc,,, どんな人にも、どんな商品でも販売する事ができる──これを営業センスが良い、と言う様です。

 ◎◎のようなクロージングが有効、相手への選択肢を yes,no としない、即決しなくてはいけない状況を作るetc… いわゆる「営業テク」という類いの話ですかね。

 ここで書いた「営業」というのでしたら、思いっきり人との「差」というのは出るでしょう。はい、説得系話法・人を惹き付ける話法というのは、センスという要因が非常に大きくなってきますからね。

「いや、誰でも努力すればできるんだよ、実は、ね」

 と、営業センスに長けている人ならこう言うかもしれません。が……これは大きな間違いだと自分は思っています。

 例を書きます。ジミー大西さんと明石家さんまさん(古いか笑)がいるとします。果たして、ジミー大西さんはさんまさんみたいになれるでしょうか? 軽やかなテンポ、人を惹き付ける話し方、人へのツッコミのタイミングetc… 当然、ある程度のレベルまでいくかもしれませんが、さんまさんの域まで達する事はまず不可能でしょう。

 当然、さんまさん自身も全く努力をしなかったか? というと……本人ではないので分かりませんが、それ相応の努力はされた事でしょう。しかし「生まれ持ったセンス」があってこそ、と自分は思っています。

「センスがある人とない人とではどうあがいても到達できない壁がある」

 これが現実です。よって、本来「営業」というのは「選ばれた人しかなれない職業」とも言われていたりします。(日本では営業職というのは何故か地位が低く思われがちですが、アメリカでは尊敬の念すら抱かれている職業……だったかな?)

 社運を賭けてとある商談をまとめるという様な「これは絶対外せない」という仕事の場合は、上記における営業話法・センスというのが必須になるでしょう。

 が、保険営業においてセンスは必須か? というと、あるに越した事はないですがが、別になくてもどうとでもなる、というのが正解です。非常に面白いものでして「え? なんでこの人が?」ってな人が、「どう考えても◎◎さんのが話上手いのに……」とすら思える人が、客観的にみてセンスのある人より多くの契約を取ってきているなんてケース、星の数程ありますからね。

 えぇ、自分がその代表的人物と言って過言じゃないでしょう笑

「いやいや、たくみさんはセンスの塊じゃない」

な~んて思う人、HP等をご覧になった方等は特にいるでしょうが、実際に自分を知っている人や会った事がある人は皆「この人、ホントに営業やってたの?」と共通認識を持っているでしょう。

 外見は平均以下、基本口下手で話下手、人の輪の中心どころか輪に入る事すら苦手(多人数は好きではない)、大人しい性格で陰キャ、人見知りも激しいですからね、自分。


 生命保険の営業とは非常に不思議な仕事でして、そこいらのおばちゃんをはじめ、それこそ還暦をすぎたおばあさんが、人一倍保険を取ってきていたりします。これらの人が営業テクに長けていたりセンスがあると思いますか?(現役の中高年の生保レディの方、語弊があったらごめんなさい。いい例で書いているという事だけ分かって頂ければ)
 

 ダダっと書きましたが、保険営業においてはセンスは必要ない、というのは⋯⋯ご理解頂けたでしょうか?

 保険営業はやり方の方向さえ間違えなければ、誰でもできる仕事なんですよね、実は。

 …⋯と、思わず出だしから上手まとまらず、この部分は削除しようと思いましたが、せっかく書いたので勿体無くてこのまま残しておきました。

 次から話が始まると思って下さい笑
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