自分の行動パターン

文字数 2,152文字

 基本的に自分は殆ど営業所にいませんでしたので、成績・締めなんてのは殆ど気にしていなかったです。んなもん、お客次第なので、取れる月もあれば、タコもある。1ヶ月単位ではなく、半年-1年ベースでの平均で見ろよ! ってなのが自分の持論で、ホントマイペースでした。

 基本的に「◯◯だから今月は頑張る」なんてのはなかったですね。いつも同じ1日、活動していれば成果は出るさ! ってな感じでした、はい。2ヶ月タコってな事もありましたよ、自分は笑

 給料明細は全く見なくて、お金が足りなくなったら銀行からお金をおろすってな生活だったので、毎月の給料がいくらとか関係なかったですし。

 前項で書いた様に、取りあえず「見込み100家庭」を維持していました。暫くやっていくと、新規飛び込みの割合はかなり減ってくるんですね。(最終的には殆ど新規飛び込みはしなかったかもしれない、それこそ時間潰しにやる程度だったかな?)

 以下、自分の具体的行動パターンを記します。


■1日の飛び込み件数

 1日100-300件程度でしょうか? 当然、気紛れでやる気のでない日は喫茶店でボーっとしていたりしてましたけどね。(喫茶店でボーっとするのも自分は仕事のうちと思っていました。実際、お茶のみ友達など出来たりし、保険にからめたり出来ましたから。いわば職域活動の一種です笑)

 決められた地区なんて関係ないです。まぁ自分はしらみつぶし、ってな感じでやっていましたので、今日は●●町、明日は△●町等みたいな地区割りはしてなかったですけどね。(大体一つの町に長く居着き、回るところがなくなったら隣の町へ移動、ってな感じ)

 企業開拓は基本的に週に1度、大体どこかの企業への顔出し・訪問が決まっている日についでに飛び込み、ってな感じでしたね。

 自分は「何でもあり、楽しければOK」ってな感じでしたので、『有名人から保険とったらカッコイイよな』と思い、前述した通り野球のイチローの家へ飛び込んだりしてたりしました、はい。結果は── ふはは、アプローチアウトでした。えぇ、チチローに笑顔で断わられました。

 ただ、この「イチローの所に飛び込みにいった」というだけで、暫くネタに使えましたので、結果的に無駄にはなりませんでした。こればかりは保険を取ろう、今後に繋げよう! なんてさらさら思わなく、特に自分自身相手に切り込んでいく話法がある訳ではないですし、アンケート取れたらラッキー程度しか考えていなかったですな。

「パチンコの情報、欲しいよな」と思い、メーカーへ飛び込み、ドンピシャ! という事もありましたし笑

 何となく武勇伝が欲しいという事で夜の交番に飛び込んだり怪しい外人バーに飛び込んだりテレビ局に突入したり超豪邸に飛び込んだりetc…(ここらは成果に結びつかず、単なる話のネタにしかならなかったです)

 今思うと案外無謀な事や思いっきり非効率な事も多々していたなぁ、と。(あくまでも基本はいち地区飛び込みメインでたまに、ですけどね)


■自分の1日のスケジュール

 自分の強みは仕事だと思って仕事をしていなかった事でしょう。仮に自分の活動手帳をみたら、唖然とするでしょう。

10:00
朝、取りあえず喫茶店でモーニング(1時間)

11:00
飛び込み(というか、大体がなじみ活動)1時間

12:00
喫茶店で昼飯→そこにきている人達と雑談、流れでカラオケも

13:30
1時間程、ジョギングがてらに飛び込み(大半がなじみ活動)

15:00
15時の休憩、喫茶店へ。常連達とお話、流れでは街にくり出す事も

15:40
何もなければ、飛び込み1時間(なじみ中心)

17:00
喫茶店、5割の確率でここから飯をマスターや常連さんと食事

17:30
何もなければ飛び込み(なじみ中心)1時間

18:30
アポがなければ、近所の誰か友人(仲良くなったお客)ないしは同僚の誰かと夕飯へ

未明
帰宅

 大体こんな感じで、昼飯をどこで食べるか? というので以後の予定を気分によって変えます。気分が乗らない時は一切飛び込みはせず、友人(既契約の客か見込み客)や同僚と遊びにくりだすか、自宅へ帰宅。さらに気分が乗らなければ、39度の熱を出したという事で、2-3日休みます笑 まぁ休みといっても携帯は繋げていましたので、商談が入れば当然出向きます。

 はい、普通にみても仕事やってんの? 君……ってな活動に見られがちでした。ただ、人との面談率・なじみ効率を考えると、かなりのものだったでしょう。

 当然、苦に思った事はありませんでしたな。

 ん? 最初のうち?
 アンケート回収が100枚貯まるまでは10時から18時くらいまで延々とドアノックでしたぜ。時期にもよりますが、春以降は普通に汗だくになってスーツから塩吹いてましたし、最初のうちは帰社する時には足が棒の様になって疲れまくってました。下手な配達業より動いていたんじゃないですかね。

 でもって、契約が安定して取れるようになるまでは大袈裟ではなく「倒れるまで」死に物狂いで動いていました。上記のような「お前、仕事舐めてるだろ!」というスケジュールになったのは1年後くらい。ま、半年はアホみたいに動いていたものです。

 えぇ、軽~く書いていますが、人並み以上には苦労してきましたよ、これでもね。
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