第32話

文字数 677文字

『family』

道端に咲いた小さな花

ヘルメットを被って汗をかいているおじさん

電車で隣に座ったあの少女

川辺に囀ずる小鳥達

お陰様です
どんな時も昇り 告げられる太陽

枯れることで
愛を伝えてくれる葉

いつもそばで支えてくれる
お母さんお父さん

遠く離れているようで近いんだね
優しいお星様

なくなっても
なくなってないよ

心の中で生きているお爺ちゃん

上から下 深淵まで
命に流れ育む 記憶の水

この世界に産まれた喜びでいっぱいの子供達

まるで神様のように
へそのうのように

支えてくれる空気

絶妙なハーモニー
目には見えない世界

駅ですれ違う人々

地球の反対側の白いコチョウラン

プンプンしておっせっかいだけど
みんなを助けているポンポンポン

ボクらを底から上げて支えてくれる大地

これを読んでくれたあなた…

気付いてみたら

みんながこの世界で生きている…

この世界は大きなお母さんの
お腹の中のようだね

ボクらはこの世界の子供なんだ

全ての源より

ア・イ・サレテイル

忙しくてボク
忘れちゃってたよ

泣いたり笑ったり
喜んだり迷ったり

キミの代わりは

ボクには出来ない

ボクの代わりも

キミには出来ない

血は繋がってないね

でも

みんな
『命』は繋がっている…

高くなるんじゃないんだ

深くなるんだ

小さくなる

そしたら

広くなれるよ

感じれるよ

ほら

目を閉じて

ひとつになれるよ…

みんな

幸せになれますように…

思い出が繋がっていったら
初めての虹と出逢えたよ

みんなで

この世界を

分かち合えたら
楽しいね

気付いたら この瞬きを一緒に
生かされ 生きていました

もしキミがつまづいたら……

思い出して…

キミのところへ

ボクもみんなも

必ず

飛んでいくからね

しあわせになぁ~~れ!





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