灼ける想いに名前はあるか
文字数 1,955文字
【ご注意】
本エッセイで言及している熱傷、またそれに関する医療情報をもとに行ったことによる一切の不利益について、筆者は免責させていただきます。くれぐれもネット上の情報やご自身での自己判断によらず、医師、看護師、薬剤師の指示を守ってください。
ハァァァッッッッァァアーーーーイイィィアアッップゥン……
但し書きを書くたびに謎の倦怠感が来るんだぜ……。
気を取り直して!
ハァイごきげんようサヨウナラ一億諸賢の「あらやだ妬けちゃうわね★」って感じのお熱いふたり!
公の場でイチャつくのはお止し。
アタシの反感を買った罪で粛清させられるわよ。
とかなんとかいう冗談はさておき♪
まあ、アナタがたのイチャコラのせいで、文字通り身を焦がす第三者がいてだな、そいつが意外と美形である可能性も否定できなくってよ?
そう――美人は三日で飽きる、眉目秀麗なアナタ、そこのアナタも例外なく。
そして、アナタのパートナーがほんのデキゴコロでよその女をつまみ食いするようなクソ、もといクソ(大事なことなので二回いいました)ならば、クソやばいわよ……。
嫉妬は心を狂わせる。
そこで今回は見方を変えて、物理的に身を焦がす方法(=やけど)を一覧にまとめてみました。え? 特に見方を変える必要性がないって? まあ最後までお読みになって。見方をわざわざ変える必要はなくとも、見方が自然と変わるかもしれないのだから。
まず普通の、いわゆる火傷(熱傷)について熱源別に。
◆火焔
火のことね。
煙草の火の不始末や放火による火災、石油など揮発油に火がついたもの、爆炎などがこれにあたるわ。
◆高温の液体
てんぷら油、煮立った風呂、熱い料理や飲み物など。一般に70℃の高温を1秒当てると火傷に至る。腹が立ったからってくれぐれも熱いコーヒーを顔面に浴びせないで。悲惨なことになるわ。
◆爆発
室内に充満した引火性ガス(揮発したガソリンとか)、引火性のない粉類の粉塵爆発、爆薬、など。
爆炎での熱傷のみならず、爆発には爆風波という超音速の波が伴う。
「あー、コンコルドの衝撃波でビルのガラスが割れたなぁ、そういえば……」といった生やさしいものを想像するかもしれないが、爆発で四散した破片も超音速なのだし、さらにいえばあなた自身も超音速で吹っ飛ぶので、あとはスプラッタなご想像に委ねるとする。
◆低温熱傷
いわゆる低温やけど。冬季に起こりやすいイメージ。あんかや電気毛布、ゆたんぽなどで起こる。ホッカイロを貼ったまま就寝しても人によりけりだが組織は損傷を受ける(泥酔状態や糖尿病患者、小児、認知症高齢者、など)。
一般に、熱源からの接触が60℃で1分間、50℃で3分間、42℃で6時間を経過すると低温熱傷になるとされる。
◆電撃傷(電気熱傷)
感電による深部の組織破壊。Twitter上では「ドロップキックで絶縁する」とされているが、アレはたぶん正しい。
×手のひら側で殴る→電撃で筋萎縮が起こり電源や感電しているひとを握ってしまって一緒にビリビリ。
×しっかり踏み込んでパンチ→足がアースになって一緒にビリビリ。
〇空を飛んでドロップキック→大正解。
交流直流、電圧電流の違いや、電源の種類にもよるが、表層から深達する熱と違って電撃傷は重度化しやすい。家庭用電源ではあまり縁がない。
◆化学損傷(化学熱傷)
塩酸ばーってやったり硫酸ばーってやったりするやつ。
なお塩酸と硫酸と3:1で混ぜると王水となり、金やプラチナを溶かす。金を溶かすんだよ、金を……。
金を溶かすで思い出したんだけど、9の法則ってのがあってだな。広範囲熱傷の大まかな範囲を知るために、上肢は9%、とか、下肢なら18%、とかの「9の倍数的に面積を割りだす」ってのがあるんだ。もちろんこれでは99%にはなっても100%にはどうにもならなくて……フゥン……察しのいい子だえねえ……?
陰部を「最後の1%」として帳尻合わせてんだよね。
これが人類にとってなんの役に立つかはわからないけど、
今アナタが塩酸なり王水なりを浴びせようとしてるその部分、
1%よ。
ハイ! 嫉妬も怖いけど、嫉妬を誘うような生き方してる男どもも、そりゃ半端なくイヤだよね! お姉さん保証する――。
――浴びせるときは手伝うわ(宦官にした後はこっちで処理しとくし)。
えへへ! 今夜も物騒な締めくくりとなりまして誠に、まっっことに、慚愧! に! 堪えません! まあアレじゃない? 来週あたり最終回とか? そおンな都合よく終えられるかはビミョーだけど、大丈夫! お天道さまがどーにかして下さるわ!
さーて! そんなてきとー極まりない生殺与奪の熱傷エッセイ、今夜はこれにてお開きよ!
ウフフフ! 来週も澪杙★澪杙!
またね♪
本エッセイで言及している熱傷、またそれに関する医療情報をもとに行ったことによる一切の不利益について、筆者は免責させていただきます。くれぐれもネット上の情報やご自身での自己判断によらず、医師、看護師、薬剤師の指示を守ってください。
ハァァァッッッッァァアーーーーイイィィアアッップゥン……
但し書きを書くたびに謎の倦怠感が来るんだぜ……。
気を取り直して!
ハァイごきげんようサヨウナラ一億諸賢の「あらやだ妬けちゃうわね★」って感じのお熱いふたり!
公の場でイチャつくのはお止し。
アタシの反感を買った罪で粛清させられるわよ。
とかなんとかいう冗談はさておき♪
まあ、アナタがたのイチャコラのせいで、文字通り身を焦がす第三者がいてだな、そいつが意外と美形である可能性も否定できなくってよ?
そう――美人は三日で飽きる、眉目秀麗なアナタ、そこのアナタも例外なく。
そして、アナタのパートナーがほんのデキゴコロでよその女をつまみ食いするようなクソ、もといクソ(大事なことなので二回いいました)ならば、クソやばいわよ……。
嫉妬は心を狂わせる。
そこで今回は見方を変えて、物理的に身を焦がす方法(=やけど)を一覧にまとめてみました。え? 特に見方を変える必要性がないって? まあ最後までお読みになって。見方をわざわざ変える必要はなくとも、見方が自然と変わるかもしれないのだから。
まず普通の、いわゆる火傷(熱傷)について熱源別に。
◆火焔
火のことね。
煙草の火の不始末や放火による火災、石油など揮発油に火がついたもの、爆炎などがこれにあたるわ。
◆高温の液体
てんぷら油、煮立った風呂、熱い料理や飲み物など。一般に70℃の高温を1秒当てると火傷に至る。腹が立ったからってくれぐれも熱いコーヒーを顔面に浴びせないで。悲惨なことになるわ。
◆爆発
室内に充満した引火性ガス(揮発したガソリンとか)、引火性のない粉類の粉塵爆発、爆薬、など。
爆炎での熱傷のみならず、爆発には爆風波という超音速の波が伴う。
「あー、コンコルドの衝撃波でビルのガラスが割れたなぁ、そういえば……」といった生やさしいものを想像するかもしれないが、爆発で四散した破片も超音速なのだし、さらにいえばあなた自身も超音速で吹っ飛ぶので、あとはスプラッタなご想像に委ねるとする。
◆低温熱傷
いわゆる低温やけど。冬季に起こりやすいイメージ。あんかや電気毛布、ゆたんぽなどで起こる。ホッカイロを貼ったまま就寝しても人によりけりだが組織は損傷を受ける(泥酔状態や糖尿病患者、小児、認知症高齢者、など)。
一般に、熱源からの接触が60℃で1分間、50℃で3分間、42℃で6時間を経過すると低温熱傷になるとされる。
◆電撃傷(電気熱傷)
感電による深部の組織破壊。Twitter上では「ドロップキックで絶縁する」とされているが、アレはたぶん正しい。
×手のひら側で殴る→電撃で筋萎縮が起こり電源や感電しているひとを握ってしまって一緒にビリビリ。
×しっかり踏み込んでパンチ→足がアースになって一緒にビリビリ。
〇空を飛んでドロップキック→大正解。
交流直流、電圧電流の違いや、電源の種類にもよるが、表層から深達する熱と違って電撃傷は重度化しやすい。家庭用電源ではあまり縁がない。
◆化学損傷(化学熱傷)
塩酸ばーってやったり硫酸ばーってやったりするやつ。
なお塩酸と硫酸と3:1で混ぜると王水となり、金やプラチナを溶かす。金を溶かすんだよ、金を……。
金を溶かすで思い出したんだけど、9の法則ってのがあってだな。広範囲熱傷の大まかな範囲を知るために、上肢は9%、とか、下肢なら18%、とかの「9の倍数的に面積を割りだす」ってのがあるんだ。もちろんこれでは99%にはなっても100%にはどうにもならなくて……フゥン……察しのいい子だえねえ……?
陰部を「最後の1%」として帳尻合わせてんだよね。
これが人類にとってなんの役に立つかはわからないけど、
今アナタが塩酸なり王水なりを浴びせようとしてるその部分、
1%よ。
ハイ! 嫉妬も怖いけど、嫉妬を誘うような生き方してる男どもも、そりゃ半端なくイヤだよね! お姉さん保証する――。
――浴びせるときは手伝うわ(宦官にした後はこっちで処理しとくし)。
えへへ! 今夜も物騒な締めくくりとなりまして誠に、まっっことに、慚愧! に! 堪えません! まあアレじゃない? 来週あたり最終回とか? そおンな都合よく終えられるかはビミョーだけど、大丈夫! お天道さまがどーにかして下さるわ!
さーて! そんなてきとー極まりない生殺与奪の熱傷エッセイ、今夜はこれにてお開きよ!
ウフフフ! 来週も澪杙★澪杙!
またね♪