愛の火達磨~I know! He’s a doll, mom !~

文字数 1,649文字

【閲覧注意】
 あえてここで書くべきか迷いはありますが、しばらくここで焼身自殺企図やICU(大学じゃないほう)での体験談、そのほか大やけど全般について記述します。
 でもどうせこのわたしが書くんだし、医療者、医療系学生、ご家族、ご本人様になんの参考にもならないこと請け合いです。そればかりかちょいグロ、おふざけ、ブラックすぎる冗談とか、まぁわたし、コノワタシが! 趣味で書いているんで! デリカシーもエビデンスも何もない! 閲覧の際には自己責任でお願いします。ってか需要? ねえ需要は? あなたの需要はどこから? わたしは暇から。



 チゲ鍋の底の方で煮崩れてる豆腐より状態が悪くてだな、そりゃもうイカレポンチのフルーツポンチと呼ばれてもためいきしか出ず、入院した先で出会ったマリコへの恋も一緒に燃え尽きた、はつはるでした(あながちウソではない)。


 えー、改めまして、おはこんばんにちは。
 愛の火達磨~I know! He’s a doll, mom!~の時間です。司会はわたくし、板東英二似の主務でお送りします。
 ちなみに10数年まえ、○○とか△△とかいうサイト様に日参してたクソとはもはや別人です……黒歴史はなァ、いっくら水で薄めたって真っ白にゃなンねぇンだよ……だからって白濁! ちょ、白濁液BUKKAKEしないで! カルピスもったいなァい!


 つまるところ、焼身自殺企図。
 やけど界隈では天ぷら油系、煮え風呂系と並んでも引け(引く)を取らない、いわゆる自殺系にカウントされるやつね。
 このシリーズで、わたしが燃える男となりその後どのように生き直したかを書くつもり、

 なんだけど、

 いまだに映画のファイヤースタント観ると頭がざわざわして得体の知れない恐怖感があるし、「生き直し」ってったって、ンなたいそうなことしてない。
 とはいえもう元の姿に戻れなくてもいいや、と思えるまでにはなってきました。でもね、最初は違った。朝起きたらこの傷痕が消えてるかな~? って。

 わたしの傷の程度が軽いこともありますが、受傷する前の自分の顔が思い出せないことや、それでもいい、とわきまえるほどに立ち直ることもできたことや、前の人生取り戻すより今の人生を優先したいとか、などなど、状況も環境も変わったし心境も変わりました。

 以下回想シーン(BGMはナウシカレクイエムでオナシャス)。

「なーんか、全身の30%火傷したら死ぬんーん?」「もーここ病院よー、助けるに決まっとるがー」とかいう話をナースステーションで準夜さんと話してました。

 某日某所、の年明け間もない夜、とある病院の中庭に立つ。

 いまも追想がむずかしいんですが、発作的に死ぬことにしたみたい。

 真冬の中庭で上半身脱いで、ドナーカード(当時の法律では若すぎて無効だったけど)だけ安全な目立つ場所に置いて、ライターのオイルをシャバダバ~と浴びて、いざ点火!

 ちゃっ

 あ、オイル切れとる。

 もういっかいっ。


 
 ちゃっ。



「確か、○月○日のことでした。お正月にも家でゆっくりすることもできず、病院にいたのですが、消灯時間の9時をちょうど過ぎた頃だったでしょうか? 下の芝生の方で男の人の『ギャー!ギャー!』と叫ぶ声が聞こえました。。。

 ですが、この病院内でのそういうことは日常茶飯事でしたのであまり気にしなかったのですが、その声は最後に『助けてー!!』と言う悲鳴になって、もう聞こえなくなりました。。。

 と、同時くらいでしょうか? 今度は看護婦さん達の『大変!!』『救急車―!!』と言う声と、あわただしくバタバタと走る音。。。」
(ICUへ千羽鶴を届けてくれた友人の手紙より 抜粋)



 まさにその時、わたしは救急車で「股間が! 股間が熱い!! 股間が熱いァッ!!!」と叫んでたのです。
(この言葉が最期の言葉にならなくてほんとうによかった)



 さ~て次回は「わたしを煉獄へ連れてって(はぁと)」でお送りします。じゃん、けん、ロン! いやポン! う、うふ……ふふふふ……。
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